唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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楽器の値段①

あなたの使っている三線は、いったいいくらで購入されましたか?
なんていうエゲツナイ問いかけからお話を始めてしまいましたが
この問いに答えていただく必要は、まったくありませんので。

楽器の値段

私の楽器経験の中で考えさせられたことを基に
「良い楽器(三線)が欲しい!!」
と考えておられる方のお役に立てれば…
いや、お役に立たなくても
購入する際の、意見のひとつとして
見ていただければ、いいな~と思いまして、
そんなお話をさせていただこうかと思いました。

私は、今現在
3挺の三線を所有しておりますが
いずれもすべて、沖縄の三味線店で
実際に店主にお会いして購入してきました。

どの三線も、自分の予算との相談相談で、
購入するまでに、結構悩みました。

今現在
いろいろな手段で三線を購入できると思います。
実際に、沖縄で三味線店を回って購入するもよし
ネット通販で、購入するもよし。
家にいながらにして、三線を購入できるとは
本当に便利だと思います。

私、最近インターネットで初めて見たのですが
今では、沖縄の有名な三線職人の方が作られた三線を
第三者が販売する。という販売の仕方も、あるようですね。

しばらく見ていて、
あることに気づいてしまいました。
「高いな~値段が。」
です。

三線(楽器)の値段
これほど、不可思議なものも
無いような気がします。
実に曖昧模糊とした世界。
「値段は、あってないようなもの」
とまで乱暴な言い方で片付けたくは無いのですが
本当にわかりません。

たとえば…
「三線の値段は、ほぼ棹の材料で値段が決まる」
といわれていますが、
私の所有する3挺の三線は
いずれも「カミゲン」という材料で作られた三線です。
同じ材料なのに、3挺とも値段が全然違います。
なぜ?
購入した三味線店が違うから?
同じ材料でも、ランクわけされているの?
どちらも、正解でしょうし、
それ以外の理由もあるでしょう。
実にあいまいです。

同じ三味線店で売られている
同じ材料の三線でも、値段が違うのですから
材料のランクわけがされていることは、確かでしょう。

また、胴や皮の材料
カラクイの種類なんかでも
値段が変わりそうですね。

モノに対しての値段って
よくよく検討してみないと
いけないと思います。

三線の場合、私も勉強不足のところはあるので
「楽器として」ということでお話させていただくと
楽器の値段の要素って

①使われている材料の値段
  (材料の希少価値、美的価値など)

②製作者のブランド力(思いいれ、こだわり)

③「楽器」ですから、音の質
  また、楽器としてのパワー

④造りの精巧さ、またこだわり
  道具としての、品質のよしあし

まだまだ、あるかもしれませんが
思いつく限り、書いてみました。

①が良い条件ならば、必ず③の条件が叶えられるか
というと、必ずしもそうではないのが
楽器選びのつらいところです。

製作者が長年楽器製作をする中で
「この材料は良い。見た目もいいし、楽器の材料として
最適である。だから、この材料を使って楽器を作ると
良い音になる確率が高い」

という結論に達した結果、各楽器では
「高級な材料」というものが存在すると考えるのが
妥当だと思っています。
「高級な材料だから、良い音がする楽器なんだろう」
という盲目的判断は、危険だと思っています。

②に関しては、本当に相性でしょうね。
製作者の思い入れが、あなたにとって価値の無いものならば
意味がありません。

④に関しては、
「高級品を作るのだから、気合が違う」
というのは、あると思います。
だからといって「安いからいい加減に作ろう」
ということがある。と言っているわけではありませんよ。

これら①~④の要素、
実はどれもこれも
「人それぞれの感覚」
からきているものなんですね。
だから、難しい。

私が美しいと思っても、あなたはそうは思わない。
私が、その製作者のこだわりを素晴らしいと思っても
あなたはそうは思わない。
私が良い音の楽器だと思っても、あなたはそうは思わない。
私がしっかりした造りだと思っても、あなたはそうは思わない。

どうですか?
ありそうでしょう。
というか、こういう感覚の違いがあるのが
当たり前だと思います。

良い楽器を探す際に理想的なのは

①製作者(メーカー)のこだわりや思い入れに共感できた
 そんな製作者が作る楽器とは、どんなものだろうと興味がわいた
 (要素②)

②そんな「自分も共感できたこだわり」から厳選された材料と
  技術で製作され
  (要素① ④)

③結果的に、音が最高に良かった、造作や見た目も
 とても気に入った
  (要素③)

という感じで楽器と出会えたら、
それは最高な気分だろうと思います。 
文句なしですよね。

では、この理想的な「楽器との出会い」
に極力近づくためには、どうしたらいいか。

というところで、
このお話の一回目は
おしまいです。

続きは、「楽器の値段」第二回で
「私の考える理想の三線(楽器)の購入に対する考え」
にて、お話させていただこうかと思います。

長々と、どうもすみませんでした。
お読みくださって、ありがとうございます。

では、また続きにて。
# by niraikanai76 | 2010-10-12 01:20 | ひとりゆんたく

三線クラブ 初参加  10月10日

かねてより、参加したいな~
と思っていた三線クラブに
本日初参加してきました。

いろいろなクラスがあるようなのですが
私が参加させていただいたのは
中級クラス。
先生を除いては
メンバーが、私を入れて6人。

かじゃでぃ風
鷲ぬ鳥節
安波節

こんな曲からスタートして
次々曲をこなしています。
声だし(ウォーミングアップ)
と教えてくださいました。

しかし、私は
「かじゃでぃ風」
なんて、演奏したことも
歌ったこともありません。

やっぱり、沖縄のお祝いの唄で
ここらへんははずせないんだな~
などと思いながら、一生懸命工工四の文字を追いながら
演奏しました。
が、当然歌は歌えませんでした。

かじゃでぃ風
以外は、何とかできました。

そして…

近々発表の舞台があるとのことで
その演目の曲の練習です。
私も、一緒に演奏させていただきました。

繁昌節…初めて聴きましたし、初めて演奏しました。
      何度もやるうちに、すこしづつできるようになりましたが
      まだまだ全然できませんでした。

国頭ジントヨー…私のレパートリーのひとつなので
           問題なく、楽しませていただきました。

ヒヤミカチ節…問題外。聴いたことはありますが
         練習しようと思ったことはありません。
         三線の手が、かなり難しいので
         「流れに合わせて弾いてみる」なんて
         できませんでした。
         この曲は見学させていただきました。

豊年音頭…かなり前に少し練習していたので
        工工四を見ながら演奏できましたし
        歌もわかるので、少し歌わせていただきました。

安里屋ゆんた…これは、問題ありませんでした。
          楽しませて頂きました。


知っている曲から、知らなかった曲まで
いろいろありましたが、ほかの人と三線を弾いて歌う
というのが今までほとんど無かっただけに
とても新鮮で楽しかったです。

こうやって、皆さんで決めた課題曲があり
仕上げなければならない期限があると
自分が望むと望まないとにかかわらず
自動的にどんどんレパートリーが増えていくのは
とてもよいことだと思いました。

しかも、それを発表する場があったりするわけです。
こういうのは、とてもいいですね。

ただ、これからひとつの心配が…
私は仕事上、決まった曜日の決まった時間に
定期的に休みを取る。というのが難しいのです。
しかしながら、発表の場があり
それに向かって皆さんで練習している以上
あまり欠席が続いても申し訳が無い。

こういう予定との兼ね合いが
私の中での課題です。

しかし、
とても楽しかったですし
参加してよかったです。

ひとつ思ったこと。

「自分が住んでいる近所に
三線をやっている人が、こんなにいたんだ」

これには、驚きました。
意外に、多いんですね。
三線人口。
# by niraikanai76 | 2010-10-10 21:36 | 唄三線

浜三線 10月6日

本日も、浜三線してきました。

いつもは、夜に行くことが多いのですが
今日は休みだったこともあり、
昼間からいってきました。

今回、私が浜三線したのは
いつもの鵠沼海岸ではなく
反対側の隣町
「茅ヶ崎市」
にいってきました。

その名も
「茅ヶ崎サザンビーチ」
のどかな、とても良いビーチなんですよ。
もっとも、一月半前頃までは
海の家が建ち並び
全然のどかじゃなかったんですが。

f0010549_22195692.jpg


「CHIGASAKI」
の頭文字からとった「C」のモニュメントがあります。
「C」の中には、江ノ島が写っています。

そして、今回
私が選んだ練習場所は…
なんと…

f0010549_2222981.jpg


堤防の上
です。
ここは、普段釣り人がいたりするんですが
今日は誰もおらず、気持ちいいので
堤防の上に座り込んで練習していました。

浜で犬の散歩をしている親子が
私の弾く「加那よー」に合わせて
踊ってくれていました。

そして
私が練習していると…

f0010549_22243893.jpg


釣りに来たおじさん。
そして、堤防に座り込んで
楽しげにしているお二人さん。

なんとものどかな空気です。

おじさんは、シロギスを釣っていました。
あ~、私も三線だけでなく
釣り道具も持ってくるんだった。
などと少し思いました。

シロギスは投げ釣りですから
仕掛けをはるか沖に投げ入れたら
放置しておいても、成り立つ釣りです。

仕掛けを竿にセット→沖に投入→魚が掛かるのを待つ=三線を弾く時間

などということも思いましたが
欲張りはいけません。
きっと、魚は釣れず
ろくに三線の練習もできないでしょう。
私は、複数のことを同時進行させるのが、苦手なもので…。

今日は天気もよく
本当に気持ちの良い浜三線ができました。

「加那よー」→通しでできるが、細かい部分
         三線の弾きこみと、唄の強弱など工夫が必要。
# by niraikanai76 | 2010-10-06 22:31 | 唄三線

三線比較~真壁型と南風原型

私は現在、3挺の三線を所有していますが、
記事のネタとして、そのうちの2挺を比較してみようと思いました。

まずは、詳細から…

真壁型…2005年6月に購入。注文制作。
      棹材は「カミゲン」。
      購入以来、一度も皮の破れは無し。
      購入半年後に、棹を塗り替えに出しました。
      皮の張りはそんなに強くないはずですが、音にはそこそこ張りがあって
      気に入っています。
      一番弾いている三線です。

南風原型…2006年8月、三味線店に置いてあったものを購入。
       棹材は「カミゲン」。
       一度、裏の皮が破れ、そのまま使用しています。
       皮の張りは弱く、ボンボンというような、丸い音がします。
       棹は真壁型よりも太く、(というか、トゥーイの幅が広い)
       どっしりした印象を受けます。
       真壁型を購入した三味線店とは違う三味線店にて購入。


f0010549_19425797.jpg


まずは、2挺並べて見ました。
正面から見る分には、あまり変わりはなさそうに見えます。
右が「真壁型」
左が「南風原型」
です。

f0010549_1945180.jpg


天を横から比較してみましょう。
(影が写りこみ、見づらいでしょうか…)
右の「真壁型」の方が、天が後方に大きく湾曲しています。
左の「南風原型」の方は、それほど湾曲していません。
真壁型の方が、天は薄っぺらい印象を受けます。
南風原型のほうが、ぼってりして見えます。

「南風原型」を購入したときに、この天を見て
「真壁型なのでは?」と思うくらい湾曲がきつく見えましたが
当の「真壁型」と比較するとご覧の通りです。

が、「南風原型」の購入時に、三味線店の店主が
「棹を作るときに、南風原の場合は天をまっすぐに(湾曲をほとんど出さずに)
作る人と、真壁のようにある程度天を湾曲させて作る人がいる」

というようなお話しをしてくださいました。

「天をあまりにまっすぐに作ると、久葉ぬ骨型と区別できなくなるし
昔の南風原型の図面を見ても、ある程度は天が湾曲しているんだよ」
とも教えてくださいました。

ここら辺は、好みのが分かれるところでしょうけど
私はこの「天が曲がっていて、結構太い棹の南風原」
が気に入っています。

f0010549_19554023.jpg


続いては、胴の辺りの比較です。
チマグ(棹の、胴に一番近い部分)
の形状が、全然違います。

また、胴の厚さ。
南風原のほうは、真壁型のものよりも
薄い胴が取り付けられています。

真壁型の方が棹も細く
実際に持って演奏すると
南風原よりもコンパクトな感じがするのですが
全体的な見た目ですと、真壁型よりも
南風原型の方が、華奢な心象を受けます。

これには、この「チマグの形状の違い」

「胴の厚さ」
が影響しているのではないかと
勝手に思っています。

横から見ると、南風原のほうが
全然スマートに見えます。

普段、南風原型を弾くことは
めったにありません。
皮の張りが弱い三線が
あまり好きではないのかもしれません。

私は、沖縄本島の民謡を主に練習しています。
ライブや、動画やCDなどの音源でも
「沖縄民謡」は結構、ボンボン鳴るような
「皮の張りが弱いであろう三線」
で演奏されていることが多いような気がするのですが、
私自身は
「ビーン」としっかり張りのある音が出る三線で歌うのが好きなのです。

ただし、音や響きの比較は
同じような皮で同じような張りにして比較しないと
本来の意味での
「その三線が持っているポテンシャル」
のようなものは比べられないのではないかと思います。

ということから考えますと
注文制作にしろ、お店置きの三線にしろ
「これが私の望む三線の音だ!!」
という三線に出会えた人は幸せ者だということです。
棹材も、皮も、ひとつとしてまったく同じものは無いはずなので
そのときに出会った三線が気に入ったならば
「そのとき、自分にぴったりの棹材と皮と胴が組み合わさって
この三線になっている」
ということになるからです。
なんだか、運命的なものを感じますね。
(皮はいずれ破れてしまうかもしれませんが…)

お話しが長くなりましたが
この南風原型、
長いこと、私が懇意にさせていただいている「とぅばらま家」
というお店の「座敷三線」としてお店に置かせていただいていました。

最近、お店から引き上げさせていただいたのですが
約二年ほど、この三線をずっと弾いていてくださったマスターは
少し寂しそうにしていました。

代わりに、私の所有しているもう1挺の三線
「久葉ぬ骨型」
をお店に置かせていただくことにしました。
ということで
「久葉ぬ骨型」は現在、私の手元には無いのですが
機会がありましたら、また比較紹介させていただこうかと思います。
# by niraikanai76 | 2010-10-05 20:19 | 唄三線

リンク追加

本日、あるメールを頂き
「沖縄三線104こちら情報局」
というサイトに、当ブログを紹介していただけることとなりました。

といういきさつから、
こちらからも、相互リンクさせていただきました。

「リンク」のコーナーより
「沖縄三線104こちら情報局」
に飛ぶことができます。
# by niraikanai76 | 2010-10-03 22:20 | ひとりゆんたく

弦交換

三線を弾く皆さんは
弦の交換ってどのくらいのスパンでされているのでしょうか。
演奏頻度によって、弦の消耗具合も変わってくると思いますから
一概には言えないと思うのですが。

私の場合は、一ヶ月に一度
にしています。

一ヶ月で、めちゃくちゃに弦が消耗している。
というほどの練習はしていないのですが、
期間を決めて、換えています。

理由①

なるべく良い音で練習したいから。

新しい弦は、張り替えてすぐは伸びが出てしまい
一日二日くらいは調弦が安定しないのですが
音色は張りがあって、パリッとした音がするので
私は新しい弦の音が好きなのです。

理由②

一ヶ月に一回は、まともに三線をきれいにしたいから

弦交換は、三線に取り付けられているパーツ(ティーガー・歌口以外)
を全部はずさないと、できません。
ですから、私は弦交換の度に
棹をセームできれいにし
カラクイや、カラクイの穴を掃除しています。
これをやると、三線がきれいになり
演奏するにも、気合が入ります。
三線に、異常が無いかもこのときに点検しています。

今まで、私は
「1.5号」という太さの弦を使用していました。
おそらく、三味線店などで普通に三線に取り付けられている弦は
「2号」の太さのものが、多いのではないでしょうか?
「1・5号」は、「2号」に比べると
弦が太く、また張ったときには「2号」よりも
テンションが強いです。

弾いてみると、わずかではありますが
「2号」よりも
力強い音がします。
左手で弦を押さえた感じも、ちょっと硬い。
というか、「2号」を押さえたときよりも
若干、力が要ります。
ほんのすこーし、なんですけどね。

私は、三線をやる前は
ずっとベースを弾いてきたので
そこは三線もベースも弦楽器で共通なのですが

弦楽器で力強い音を出すには

①なるべく太い弦を使う

②できるだけ、弦高を上げる

ということなんですね。

ですが、
演奏上、たとえば「早弾き」などは
弦高が低いほうが、断然弾きやすいのです。
弦も、あまり太くないほうが押さえやすくていいでしょう。

ですが、私は
「力強い音で、早弾きがしたい」
と思っているので、悩ましいわけです。
私の三線は、通常の三線よりも
弦高が高いと思います。

そこに「1・5号」という太目の弦を張っていたので
早弾きは、慣れるまで沢山練習しなくてはなりませんでした。
今でも、きちんと慣れていない。というか
演奏には沢山の改善しなければならない点があるので
練習しています。

そして、今回
ずいぶん久しぶりに
「2号」の弦を張ってみました。

詳しい太さの違いなどはわかりませんが
弾いた感じが「1・5号」に比べて
だいぶ違います。
かなり弾きやすくなったと、感じました。
が、音がなんとなく頼りない。
ですが、よく捉えれば「繊細な音」ともいえます。

「1・5号」に比べて「カラカラ」というような感じの音がします。
これはこれで、好きなんですけどね。

私の使った感想ですと
「1・5号は、古典やゆっくりとした三線の余韻を味わうような曲
などには、とてもいいのではないか」
と思いました。
音の出だしも、しっかりしていますし
伸びがあります。

あ、あとですね
「1・5号は、早弾きの時に掛音がしやすい」
ですよ。
太い分、弦を張ったときのテンションが強いので
弾いた時の「ボヨボヨ感」がありません。
これは楽でした。

弦の太さも
たまに変えてみると面白いです。
# by niraikanai76 | 2010-10-02 00:59 | 唄三線

浜三線~夏は皮が緩む?

夜の浜で(といいましても、護岸されていますが)
唄三線の練習をしています。
夏から、今も続けています。

この「浜三線」
気象によって、三線の音が変わります。
もう、明らかに変わります。

夏、猛暑日が続きました。
夏の場合ですと、日照りが強いです。
太陽光線はそれこそ、海上にも
陸上にも、わけ隔てなく注がれます。

同じような強烈な太陽光線が注がれても
海上と陸上では、気温の上昇度が全然違います。
海上は海水があるせいで、そんなに温度が上昇しません。
一方、道路や建築物など、蓄熱されるようなものが満載の陸上は
海上に比べて気温の上昇が激しいのです。

空気は、暖められると軽くなります。
軽い空気は、上空へ上がっていきます。
陸上の空気が、これです。

一方、そんなに気温が上昇しない海上の空気は
陸上の空気に比べて、重いのです。

陸上の軽い空気が上昇したそのスペース(?)に
海上の重い空気が流れ込みます。
いわゆる「海風」です。

夏の昼間、このように
海辺では海上から陸に向かって
強い風が吹きます。
これを「サーマルウィンド」といいます。

このサーマルウィンドが
日没後も、よく続いています。

私が唄三線をしに行く時間にも
よく吹いていました。
風の強弱にもよりますが
海上の湿気を含んだこの風に、三線が当てられると
すぐに「ボンボン」というような丸い音になります。
エアコンの効いた室内では張りのあった音も
浜に来ると、こんな調子です。
三線に張られている皮が、湿気を吸うためですね。

風が強い日なんかに練習しに行きますと
もう最悪です。
潮風で棹もベタベタになってきます。

こんな日は、三線をしまい
夜の海を眺めたり、河口近辺で大きなスズキを
ルアーで釣り上げている人を見ていたりしていました。
(波っ気がある日は、スズキが餌である小魚をよく追いかけています)
三線には、あんまり良くなさそうな風なので
練習はお預けにしたりしていました。

そして家に帰り、エアコンの効いた室内に
三線を置いておくと、知らない間に
海に行く前の張りのある音がよみがえっています。
面白いです。

が、こんなことをいつもしていると
本当に三線の皮が破れたりしそうです。
が、今のところなんともありません。

今日は、サーマルウィンドも吹いていませんでした。
というより、気温が急に下がってきたここ数日は
海上よりも陸上のほうが気温が低いので
逆に「陸から海上に向かって吹く風」
が吹いているのです。
暑くもないですし、風も穏やかで快適です。

f0010549_22392824.jpg


が、サーマルウィンドも吹かなくなり
夜の浜からも、遊びに来る人影がめっきり減り
なんだか「夏の終わり」をひしひしと感じました。

サーマルウィンドがビュンビュン吹き
花火の音や、バーベキューや浜で遊んでいる人たちの声がして
とてもにぎやかだった夏の浜が、少しだけ懐かしくなりました。
# by niraikanai76 | 2010-09-28 22:33 | 唄三線

冬支度??

真夏日から一転、
今回の台風12号の影響か
一気に寒くなってしまいました。

私の住む、神奈川県藤沢市も例外ではなく
ほんの1週間くらい前までは、海パン一枚で海に入っても
それでも暑いくらいだったのですが
(9月半ばになっても、海パン一枚で海に入れる状況もかなり異常ですが…)
昨日などは、ウエットスーツを着ていても
凍えるように寒かったです。

悪天候などで
ここ数日、浜三線をしていません。
これからどんどん寒くなっていく中で
三線の練習をどこでやるかは
重要な課題です。

以前、一度購入したのですが
使わなくなってしまい、行方不明になった
「消音ウマ」
の再度の購入を、真剣に検討しています。

最近、改めて思います。
「唄三線」に限らず
楽器や音楽の練習については
「できないところを集中して、手癖になるまで練習する」
ということの大事さを。です。

どうしてもできるようになりたい曲が
今のところ3曲あります。
「もの」にできるようになるまで
がんばります。

しかし、寒いなぁ。
限界になるまで、浜での練習は続けます。
# by niraikanai76 | 2010-09-26 01:30 | 唄三線

かりゆしの夜

先日、9月18日
「とぅばらま家」にて
このお店の三線マスター
「こうちゃん」の結婚祝いの宴会がありました。

私も、参加させていただくべく
藤沢から電車に乗り、2時間
秋津のお店を目指したのでした。

15時頃お店につくと
お店の仲間たちが
準備に取り掛かっていました。

私も、できることを手伝ってみました。
が、この用意周到な「手作りの会」
とても手作りとは思えないほど
いろんな企画が目白押しでした。

実行委員長の「杉さんご夫妻」
の企画力と、実行力
ただただ脱帽しました。

みんなで飲み、食べ
ひたすらお祝いしたと思います。

そして、余興。
杉さんがご夫婦で歌う「かじゃで風」で幕開けしました。
琉球古典のコンクールで、優秀賞に挑戦中のご夫妻です。
すばらしい演奏でした。

宮古島三人組(マスター含む)が
大騒ぎしていました(笑)
「ズミ!ズミ! ズミズミズミ!」
と拍子をつけて騒いでいました。
本当にこの人たちは宴会好きです。
一緒に飲んでいると、本当に楽しいですね。

ズミ!
は、宮古の言葉で「最高!」
というような意味。だったと思います。

私はというと、
最後に演奏させていただきました。
トリとは、緊張します。
こうちゃんの出身地の唄
「本部ナークニー~カイサレー」
そして、歌詞に山原のことが歌われているバージョンで
「国頭ジントヨー」
を演奏させていただきました。

今回の演奏は、呼んでいただいた喜びと
また、こうちゃんの結婚のお祝いができる喜びとで
本当に心から楽しく演奏させていただきました。

最後に、杉さんのご主人と私と
「唐船どーい」
「張水ぬクイチャー」
を演奏しました。
とくに「クイチャー」には
またまた「宮古島三人組」が
大騒ぎ(笑)
演奏を盛り立ててくださり
本当に楽しかったです。

忘れられない「かりゆしの夜」
となりました。

参加させていただいて
本当にありがとうございます。

こうちゃん、ほんとうにおめでとうございます。

また、「とぅばらま家」の仲間たち
みんな素晴らしい人たちばかりです。
みんな、自分の事のように喜んでいました。

まだ「とぅばらま家」に行かれたことの無い
所沢近辺の沖縄好き、三線好きの皆様
仲間に、なりませんか?
とてもいい場所ですよ~。

また次回の演奏のため
私は
「山原汀間当」

「加那ヨー」
を練習中です。

次もがんばるぞ~!
# by niraikanai76 | 2010-09-21 17:32 | 唄三線

アララガマ!

このブログでたびたび記事にさせていただいている
「とぅばらま家」
私のお気に入り、というか
もう、三線においては「ホーム」というべき
場所なんですが…

この「とぅばらま家」
八重山民謡の曲名「とぅばらーま」
を店名に掲げているにもかかわらず
店主は「宮古島出身」という
なんとも面白いお店です。

店主は、いつも愉快ですし
常連の誰かがいれば
かなりの確率で、三線が鳴っています。

私はこのお店で
初めて「アララガマ」という言葉を知りました。
店主が教えてくれたのです。
簡単にいえば「負けるものか!」
という気概を表す宮古の言葉
また、その精神。
ということになると思いますが。

私の日常、
仕事や、いろんなことで苦しいとき
この言葉を、思い出しています。
ありがたい言葉を、教えてもらいました。

私は今、神奈川県に引っ越してしまったので
お店にはせいぜい月に一度か二度くらいしかいけないのですが

所沢近辺にお住まいの方で
沖縄や三線が好きな方には、ぜひ足を運んでいただきたいので
ご紹介させていただこうかと思い、記事にしました。

「とぅばらま家」

最寄り駅…武蔵野線「新秋津駅」

日曜定休

料理もおいしく、三線も弾けるお店。
沖縄料理店が少ない所沢近辺では
かなり貴重なお店です。

私の三線を、預けてあります。
(久葉ぬ骨型)
興味のある方は、マスターにお願いして
弾いてみてください。

きっと、楽しい時間がすごせるはずです。

新秋津の沖縄料理店
「とぅばらま家」を、どうぞよろしく!!


店舗サイト
http://homepage2.nifty.com/toubarama-ya/
# by niraikanai76 | 2010-09-16 22:58 | ひとりゆんたく