唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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酔狂歌人、大阪へ行く②

<三味線店めぐり② とぅるるんてん>

「とぅるるんてん」
というのは変わった名前である。
佐々忠さんからは、漆畑さんの車に乗せていただき
このお店まで移動、ということになったのだが
大坂の地理を知らない私は、位置関係や距離がちんぷんかんぷん。

お店に着く。
実にこじんまりしたお店ではあるものの、
CDや小物も置いてあり、自分の家の近所にあれば
間違いなく重宝するお店であろう。

前述した佐々忠さんも、この店も
どことなく東京にある三味線店とは様子が違う。
それはたぶん
「どれだけ沖縄と密着している地域か」
ということが影響するのだろう。

ここ大坂は(の中でも特定の地域は)
沖縄出身の方が多いと聞く。
民謡酒場なども多いらしい。
そういう場所にある三味線店は、なんとなく様子が違う。
「三線を楽しむ人が欲しがりそうなもの」
が置いてあるような気がするのだ。
ニーズに合わせて。というべきか。

<偶然>

このお店にお邪魔しているときに
信じられないことがあった。
お店の中には、お一人男性の先客が。
漆畑さんがお店に入られて、三線を見て…
その男性も漆畑さんも一瞬、動きが止まった後
お互いに「あぁ~!」と。
どうやら、お知り合いのようである。

こちらの方、琉球古典をされる「hiroさん」です。
漆畑さんが、hiroさんに私の事を紹介してくださり
「これから私の家にお連れする予定なのですが
hiroさんもいかがですか?」とたずねておられる。
…とhiroさん合流決定です。

そこへ漆畑さんの携帯が鳴ります。
「わかりました。そこらへんまで、行きますので」
こちらはtakarinさんからのお電話。
実はこのブログへのコメントを発端に、takarinさんから私が大坂に行く前に
メールを頂いておりました。
そこでお会いさせていただくお約束をさせていただいたのですが
ちょうどこの日、takainさんはお忙しかったようです。
お昼と、夜の用事がおありとのことで、その間隙を縫った形での
初対面をさせていただきました。お忙しいのに、恐縮です。
で、そのコーディネイトをこれまた恐縮にも漆畑さんにお願いさせて
頂いていたのです。

皆さんにお気遣い頂き、私の望みが実現です。
ありがとうございます。

で、打ち合わせの場所まで漆畑さん・hiroさん・私の3名が
漆畑さんの車で向かいます。
その場所に行ってみると…。
takarinさん・奥様・Mさんと三名の方が。
計六名で漆畑さんのお宅にお邪魔させていただきました。


<泡盛・三線・ティビチ>

漆畑さんのお宅に着くと…。
早速、私の三線を見ていただきました。
takarinさんが私の三線で「鷲ぬ鳥節」を歌ってくださいました。
私も何気なく見ていたのですが、内心はもう感動です。
皆さんの会話を邪魔しないよう、ささやかに演奏してくださいましたが
私はこれが嬉しかった!! 感謝感激、光栄です。

そして話は私の三線へ。
ありがたいことに皆さんに触っていただきました。
どうやら、私の三線は皮が薄いらしい。そして張りもそんなに強くない。
それでも皆さん一様に「良く鳴ると思う。」と言って下さいました。
takarinさんは
「普通は、皮が薄くて張りが弱いともっとポコポコした音になるよ。
でもこの三線はきちんと鳴ってる。棹の影響が大きいんじゃないかな。
この棹に合わせるべくして、この皮を張ってくれてると思うよ。
良く考えて作ってくださってると思うよ。」
漆畑さんは
「民謡向きですね。いい棹だと思いますし、鳴る三線だと思います。」
とそれぞれ言って下さいました。

さらに、漆畑さん所有の三線も触らせていただきます。
実は今お宅にある三線は、6月にほとんど琉球大学で触らせていただいています。
が、前記事でもお話しましたように6月の時点では私の「三線を見る目」は
今以上にありませんでした。自分の三線に見慣れた今回は
少し見方が違います。六線を含めて5挺。どれも素晴らしい三線です。

ご自分で「擦り漆」で塗られたものも拝見。
塗られているけれど、塗られていないような…。
なかなか面白い塗りでした。

チーガの重さが違うのには驚きました。
ある黒木の真壁型は、とんでもなく三線が重いです(私のに比べて)
「これはものすごく重い三線ですね」
「はい。それは胴が重いのです。」
うん。確かに。胴の方が重たいです。
漆畑さんが教えてくださいました。
「胴が重いほうが良く鳴る。という三味線店もありますし
胴が軽い方が良く鳴る。という三味線店もあります。
胴の重さで少しは音も変わると思いますが、それは三味線店がそれぞれ
どんな音を目指しているのか。によっても変わるのでしょうね。」

三味線店の考え方が、完成された三味線に特徴として現れる。ということですね。

そうこうしている間にも泡盛を出していただき、味わわせて頂きました。
ご自宅で育てておられる泡盛から、瓶詰めのものまで。
小さいお猪口で頂いていたのですが、これが「ちょっと味見を・・・」
というのを繰り返しているうちに、飲んでいる量が分らなくなります。
結構飲ませていただいたと思います。どれも美味しいお酒です。
さらに、そこへティビチが登場。
贅沢な酒席です。

漆畑さんが押入れから人工皮の張ってある胴を出してこられました。
「これは人工皮とチーガだけを購入しました。」
と言って見せてくださいます。
重さを感じて持ったりひっくり返したりしていると…
takarinさんが私の三線を指差して
「この三線にこの人工皮の胴。付かんかなぁ」
とおっしゃいます。
もし付いたら面白い!と思い、早速試させていただきます。
グラグラしていますが、棹には装着できました。音も出ます。
本来の私の三線の胴に比べて硬くて華やかな音がします。
一瞬「良いかもしれない」と思ったときに、漆畑さんが
「でもやはりこの音はすぐに飽きるでしょうね。
黒木に人工皮というのは、あまり良い組み合わせではないかもしれません」
と教えてくださいました。

再び話は泡盛や島の酒造所の話へ…。

そんなこんなでお時間の夕方になりました。
皆さん夜に別の予定がおありのようです。
楽しい集まりでしたが、ここでお開きとなりました。

<解散>

takarinさんご夫婦、Mさんが先に車を降りられました。
「お会いできて良かったです。またいつかお会いしましょう」
こんな言葉を私に掛けてくださいました。ありがたいことです。

さらに別の場所で…
hiroさんが降りられます。

「と…この後はどうしましょうか」
「そうですねぇ。もう一度、三味線を見せていただいてもよろしいでしょうか」
と勝手なお願いをしたので、漆畑さんのご自宅方面へ引き返します。

初めての大坂で、皆さんにお会いさせていただくのも初めて。
それでもこんなに楽しませて頂くことが出来たのは「三線」という
共通点があるからでしょう。嬉しいことです。

                              酔狂歌人、大阪へ行く③ に続く
by niraikanai76 | 2006-03-21 00:18 | 唄三線