唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


by niraikanai76

プロフィールを見る
画像一覧

S M T W T F S
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

カテゴリ

唄三線
三線独学のススメ
沖縄以外の音楽のこと
沖縄新婚旅行(三線探しの旅)
沖縄考
介護のこと
映画
読書
父親になった
ひとりゆんたく
酔狂歌人のこと
酔狂歌人にメールする
食材確保の魚釣り

以前の記事

2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2007年 11月
2007年 10月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月

オススメリンク

お気に入りブログ

やいまぬ風
有言、いつか実行。
三線弾きはカジマヤーで魂...
島々のくも

ライフログ


はじめての三線―沖縄・宮古・八重山の民謡を弾く


風狂歌人~ザ・ベスト・オブ嘉手苅林昌~


よなは徹 プレゼンツ カチャーシー・ア・ゴーゴー


連続カチャーシー2005


よなは徹 プレゼンツ ウチナー わらべうた

最新のトラックバック

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

画像一覧

公園唄三線 3月27日

f0010549_15513292.jpg


私のホームグラウンドの公園は
私の実家から歩いて2分。ほとんど「家の真裏」という感じです。
写真は公園内の案内図です。
米軍基地の返還跡地に造成されたため、なかなか広大です。

この公園は、毎年の花見客も多いのですが
どうやら桜はまだまだのようでした。
所沢は、今の時点で「桜は見ごろ」の都内に比べて少し寒いのです。
それでも、控えめに咲いている桜の近くには
多くの人が。
f0010549_1554771.jpg


この桜の近辺で「唄三線を…」というのは、今日はやめにしておきました。
花見。というよりは、家族連れで憩いの時間を過ごされている方が多かったからです。
下手すると、唄三線が騒音になりかねません。

人の少ない場所を選んで、唄三線を始めました。
いつもと違う場所なので、ちょっと落ち着きませんでしたが
それでも30分ほどですぐに慣れます。

年配の女性が声を掛けてくださいました。
「良い音色ですねぇ。」

「ありがとうございます。沖縄音楽、お好きですか?」

「えぇ。沖縄には好きで良く行くんですよ。
その度に、三線って良いなぁ。と思うんだけど
楽器なんてやったこと無いから、なかなか踏み出せなくて。」

「三線は、たぶん簡単な楽器ですよ。
きっと弾けるようになるはずです。こういう本もありますから」
と「はじめての三線」を見ていただきました。

「良かったら、触って弾いてみませんか?」
女性に提案です。
「え!?良いんですか? でも壊れたりしたら…」
「いや。そんな簡単には壊れません。大丈夫です。」

と、ここで三線講座になってしまいました。
が、曲ではなく沖縄音階を弾いて頂きました。
女性もお喜びで、私も嬉しい。
息子さんがギターをやられているそうなので
運指などは、教えてもらえるでしょう。
で、「安里屋ゆんたお願いします」などとリクエストまで頂き
女性と一緒に歌わせてもらいました。

一緒に歌ってくださるのが女性ですから
今のままのチンダミですと、高すぎます。
チンダミを、この女性の声に合わせます。
私のへたくそな演奏でも、喜んでくださる。ありがたい。
この女性が、三線を始めてくれたら嬉しいです。

「いつもここにいらっしゃいますか?」
「はい。場所は違うかもしれませんが、休日には冬以外ならば
公園内のどこかにいると思います。必ずしも土日ではありませんが。」
「また、お邪魔するかもしれません」
「はい。いつでもどうぞ」
と、女性はここでお別れです。
また、練習に戻ります。

と、寒くなってきたなぁ。などと感じ始めた
午後2時半。
遠巻きに一人の青年が、私の方を見ています。
「う~ん。気になる。…気になるぞ。」
つかつかと、私の前まで歩いてきます。
「なんだなんだ??」

「あの~、その楽器。三線ですよね。」
「そうですけど。」
「実は、美術の学校を目指していて
絵を描いているのですが、その三線、
デッサンさせていただいてもよろしいですか?」

驚きました。
私も長く外三線をしていますが
「沖縄の唄を聞かせてくれ」
と言われたことはあっても
「三線の絵を、描かせてくれ」
と言われたことは、これが初めてです。

聞けば、近所にある高校の生徒さん。
こうして公園に通い、動植物や楽器や人や物のデッサンをしている。
とのことでした。
私は「嫌だ!」とは言わず、彼に三線をデッサンしてもらいました。
この公園は、私の唄三線以外にも管楽器や太鼓、声楽や演劇の練習
もちろん絵を描いている人も多くいます。
公園内で、芸術の勉強をする人たちは助け合う。暗黙のルールです。

デッサン中の、高校生です。
f0010549_16141142.jpg


三線の前で、約20分。
デッサンが出来上がりました。
f0010549_16145297.jpg


出来上がったデッサンを見て
彼は私にこういいました。
「楽器のデッサンは、曲線と直線の勉強になるのです。
この三線は、申し訳ないのですがあまり上手く描けませんでした。
胴の曲線が難しいです。今回は四角くなりすぎて、
普通の三味線のようになってしまいました。」

やはり絵を描く人の「モノを見る目」は違います。
普通の人は「三線と邦楽の三味線では、胴の形が違う」
というところまでは見ていないと思います。

絵を描くことが大の苦手な私から見れば
充分良く描けていると思います。
蛇皮の模様なども、ニュアンスが上手く出ています。
これからも、色んな物をどんどん描いて楽しんで欲しいです。
なるほど。そうか、曲線と直線。
これは三線作りでも、よく言われているよなぁ。などと感心。

でも、自分の楽器がこうして若い人の勉強に役立つのなら
これはこれで嬉しい。

と、高校生と話していると
先ほどまでの晴天が嘘のように曇りはじめ
風も出てきました。
午後12時から始めた外三線も、
約3時間で終了となりました。

今回は、時間内全てを練習に打ち込むことが出来ませんでしたが
三線を介して、2名の方と楽しませていただいたので
これはこれで満足です。

夜桜唄三線には、まだまだ早いかなぁ。
と思いながら、自転車をこいで帰りました。
f0010549_16232439.jpg


<本日の練習曲>
・鷲ぬ鳥節 ・伊計離り節 ・ヒンスー尾類小 ・海ぬちんぼぅら~赤山節
・時代の流れ ・ハリクヤマク ・嘉手久 ・いちゅび小節 
・仲順流れ ・安里屋ゆんた ・三村踊り節
by niraikanai76 | 2006-03-27 16:28 | 唄三線