唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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本部町・波照間島・宮古島 <昨日の夜の事>

タイトルの場所に行ってきた。のではありません。
この三つの島や町に何の関連が??

昨日の夜。
私はずいぶん楽しい思いをさせて頂きました。
ことの始まりは「さんしんの松田」さんのHPです。
ここのトップページのリンクに「とぅばらま家」というお店のHPのリンクがあります。
どうやら、沖縄料理店のようです。
で、お店の住所を見てみるとビックリ!!
「秋津」とあります。

「え??あの秋津?」
私は信じられませんでした。
「さんしんの松田」さんは沖縄県宜野湾市にあります。
そのお店のリンクなのだから、当然沖縄県内のお店。だと思っていました。

私の中での「秋津」は、私の地元の所沢駅のひとつお隣の「秋津駅」です。
お店のHPの地図を見てみましたら、確かに「私の中での秋津」にお店はありました。
「そんな近所に沖縄料理店が?? しかも、三線を弾くお客さんも
来ておられるようだ。これは面白い。行かない手はない。」
と思った私は、三線を携えて昨夜このお店にお邪魔したのでした。

「とぅばらま家」
と命名されているこのお店。名前だけ見れば
「きっと八重山の人か、八重山ファンの本土の人が経営されておられるのだろう」
と少なからず思うはずである。

しかし…なんとこのお店のご主人は「宮古島出身」なのだ。

そんな店主の巧妙な(?)策にかかってしまって
今では常連さんとなられている「波照間さん」(愛称)という方が
来ておられた。波照間さんは、その名の通り「波照間島出身」である。

「いや~、とぅばらま家。と書いてあるから、当然八重山のお店だと思った。
だけど、こいつは実は宮古のひとなんだよ。知っていたら、お店には
来なかったね。私は宮古は嫌いだから(笑)。完全に騙されたよ(笑)」
と笑います。
店主は
「騙したんじゃねぇよ。コマセだよコマセ。で、それにあんたは
あっさりと掛ってしまったというわけさ(笑)」と笑います。
いや…それは騙しているんじゃ…。という感想は胸のうちにしまっておきました。

で、私がお店に入ったときに
一番に声を掛けてくださったのが
さんしんの松田さんの常連さんだという「知念大工大好き」さんでした。
もともとお知り合いだったわけではありません。
たまに覗かせていただいている「さんしんの松田さん」のBBSで
お名前は存じておりました。お店にお邪魔したときにはそのお方だなどとは知りません。
三線のケースを持った私に声を掛けてくださり
偶然にも、ご一緒させていただいた。というわけです。

私が昨年6月に「さんしんの松田」さんにお邪魔させていただいたときに
知念大工の三線が置いてありました。この時は売り物だったのですが
どうやらその後、このお方の「愛器」となったようです。
あいにくこの日は三線をお持ちでなかったようで
「知念大工の三線と9ヶ月ぶりに再会」ということにはなりませんでしたが
「あのときに、三線を触らせてもらいました」と挨拶です。
これはこれで、不思議な縁です。

「知念大工大好き」さんは、本部町のご出身。
沖縄にいらした頃は、三線などは「むしろ嫌いだった」とおっしゃいます。
ロックをやってこられ、ギターを弾きそして三線へ…。
「民謡はあまりやらない」とおっします。

私の三線で、沖縄のポップスを弾いて歌ってくださいました。
とても味のある演奏で、歌も素敵です。

この後、美味しいお酒と料理をいただきながら
私も唄三線をさせて頂きました。
波照間さんに「鷲ぬ鳥節」や「上り口説」を聴いていただきました。
「小学校のときに、踊ったよ。いや~、懐かしいねぇ」
私のへたくそな唄を聴いていただいて、感謝です。

波照間さんは、三線をお持ちです。
縞黒本皮の、とても良い味の音がしますし、良く鳴る楽器です。
が、今は練習しないのだそうです。

で、その三線。
この「とぅばらま家」の店内に常時掛けられて保管していただいているのだとか。
「自分は今は40才後半。50になったら島へ帰ろうかと思っている。
で、そのときにはこの三線を持って帰る。それまではここに掛けておいて
みんなに触ってもらいたいと思ってね。」
波照間島に帰るときには、ここでの思い出と一緒に。
たぶん、そういうことなのでしょう。

いくら「今すぐ弾かない三線」とはいえ
多くの人が出入りする沖縄料理店に
三線をキープ、とはこれまたすごい。
波照間さんが、このお店自体や店主、さらには
ここに集まるお客さんのことを愛しておられるのが良く分るようなお話です。

聞けば波照間さんは、島を出てからずいぶん長いそうです。
店主は宮古出身ですが、この波照間さんと店主の
「よく島へ帰るか?」という話を側で聞いていた私は、笑ってしまいました。
「島へ帰ろうとすると、島が動いちゃうんだなぁ。これが。
どこに島があるのかさっぱり分らん!!わはは!」です。

その後は、知念大工好きさんと私と。
交互に沖縄ポップスと民謡と、三線を橋渡しです。
この「とぅばらま家」は決して広くは無い店内です。
ですが、それがまた良い。お客さんも唄三線を聴いていないようで聴いてくださる。
「店内に三線と三線を弾く人がいるのは、自然なこと」
こういうさりげない雰囲気が漂っているのです。

驚くべきは、知念大工好きさんの娘さんです。
まだ9歳(10歳?)なのに、三板がとても上手です。
私の早弾きの民謡に、きちんと裏打ちのリズムで乗ってきてくれます。
決して「思い切りゆっくりに」に弾いていたわけではないのですが。
で、リズムがずれても修正して入りなおしてくれます。
「これ好きなの」と笑います。かわいいです。
将来が、たのしみですね。

そんなこんなで、店主の歌う「なりやまあやぐ」に
三線の伴奏をさせていただいたり
宮古や波照間島のお話をうかがったり。

さらに宮古出身のご夫婦がいらっしゃり、宮古島の話をうかがったりしました。
「綱引きのあとに東西で押し合いをするんだ。
で、このときには下から押し合うルールになっているんだよ。
上に乗っかったりしてはいけないのに、若いやつは上に乗りたがる。
これをカッコいいと思っているんだよ。
オレもやったさ。でもね、あとから先輩に思いっきり殴られるんだよ」
と笑います。

「俺らが若い頃の宮古では、おはようもこんばんはも無かった。」
これには驚きました。
え??宮古島は挨拶の言葉が無いのか??
「ンザンカイガ?(どこ行くの?)」「まいへ(前へ)」
昼夜の関係なく、方言でのこのやり取りが挨拶代わりだったと
このご夫婦は教えてくれました。

こんなふうに、唄三線をさせて頂き
美味しいお酒と料理と、島々のお話を聞かせていただいたりと
結局夜の8時から夜中の1時まで。
ずいぶんと楽しい思いをさせていただきました。

「とぅばらま家」の皆さんと昨日いらしていたお客さん。
どうもありがとうございました。
また、お邪魔させていただきます。

みかけはゴツくていかついけれど、笑顔とジョークが最高のマスターと
優しい息子さんのお店。雰囲気も最高です。
お客さんも、皆さん素敵です。
こんなに近所に、こんなに素敵な場所があったとは。
「灯台もと暗し」とはこのことです。

昨日は「昼間公園唄三線・夜はとぅばらま家で唄三線と飲み」
と三線三昧で遊んでしまいました。

「張水ぬクイチャー」や八重山の唄ももっと勉強しておくんだった!!
また、唄三線でやりたいことが増えてきました。
楽しみです。

「とぅばらま家」のHP
by niraikanai76 | 2006-03-28 13:29 | 唄三線