唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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思い入れ

「思い入れ」というと、歌に関して。のことだと思う方が多いのでしょうか。

私がこれから書くことは、「楽器に対して」なんです。
三線という楽器。

大学時代、私が受講していた安全保障の講義の教授は
沖縄ファンの方でした。
私が三線などにまだ興味も無いころ
「沖縄の人は、戦火の中でも三線と位牌だけは大切にした」
という話をこの教授から聞いたときには、驚いたものでした。

以来、自分で三線をやるまで
「どうしてたかが楽器。そんなに大事なんだ?」
ということが、頭の中から離れなかったわけですが
最近は少しだけ判ってきたような気がします。

三線は、生活に密着した楽器です。たぶん。
それは多くの場合、「沖縄においては」ということになるのでしょうが
県外に住む沖縄出身の方にとっても「生活の中の楽器」であると思うし
最近では、私もそうなのですが
沖縄出身者でなくても多くの愛好者がいると思いますし
「仕事が終わって、寝るまでの間」とか
「ちょっとテレビを見ながら」とか
気軽に「自分の相棒」として側に置いておくことができる楽器です。
これでも立派に「生活の中での楽器」だと思います。

しかも、使用方法も特殊。
「唄三線」なのですから、主役は自分の唄です。
三線は、伴奏です。
自分の唄を引き立たせるために、自分の手で三線を弾く。
こんなに「自分の中」で完結してしまう楽器も、珍しいと思います。

フォークギターの弾き語り。ピアノの弾き語り。
も、唄三線に近いのでしょうけど
「楽器で出来る音楽の幅」で比べれば、三線はこれらの楽器に比べて
ずいぶん不器用で未熟な楽器に思えます。(批判ではありません)
その分、三線を使って「出来ること」や「しっくり来る音楽」が限定されると思います。

「この楽器は自分にとって…」というエピソードなども
他の楽器に比べて、生まれやすいのではないかと。
そんなことを考えているわけです。
三線ほど、持ち主と密着しやすい楽器なのではないかと。

私はベースもやりますが、三線ほど楽器に対して愛着がありません。
いや、愛着はあるのですが三線ほど強烈ではありません。
自分の三線は、結婚記念に作っていただいたものです。
自分の結婚記念に、自分のために作られた2つとない楽器。
そこにはどんなことがあっても、手放しがたい。という思いが生まれます。
ある三味線店で見た棹の芯には
「○○還暦記念 ○○年○月」と刻印がされていました。
これも一生モノの、お宝でしょう。

生活の中で、大事にされてきた三線。
お祝いや祭りの中で活躍してきた三線。
その昔は、ひとつのステータスシンボルだった三線。
いろいろな人が、人生の節目に手に入れた三線。

三線という楽器には、物語が多いのではないでしょうか。
こういう楽器には、逆らい難い魅力があるのだと最近思っています。
by niraikanai76 | 2006-04-03 23:53 | 唄三線