唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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「二つ星小」単身、沖縄へ!!!

<梱包前>

f0010549_16171464.jpg


梱包前の三線です。
今日、沖縄へこの三線は単身で旅立ちます。
島尻郡佐敷町の「照喜名三味線店」へ向けて。


今回、なぜ沖縄へこの三線が旅立つことになったのか?

前出の記事でも書きましたが
三線を弾いていて「ビリビリ」という雑音が目立ってきたからです。
初代三線もそうでしたが、三線を弾いていると
なぜか「ビリビリ」という雑音が入ります。

多かれ少なかれ、三線という楽器はこのような症状がつきもののようです。

これが「必ず毎回ビリビリいう」というわけではなく
「ちんだみ(三線のチューニング)を変えたら出た。」とか
「昨日はビリビリいっていたけど、今日は全然大丈夫」とか
いわば「三線のご機嫌次第」みたいなところがあるようです。

でも、今回私の愛器「二つ星小」に出た「ビリビリ」はちょっと様子が違います。
弦の巻き方を変えようが、ちんだみを変えようが
いつでもどこでもとにかく「ビリビリ」。

「老」と「乙」の勘所がビリビリします。
他の開放弦や勘所では全然大丈夫なのですが。

三線が届いてからこの半年。
私は毎日毎日この「二つ星小」を弾いてきました。
「老」の勘所を良く使う基礎練習も、繰り返しで毎日弾いていました。

お世話になっている照喜名朝榮さんに電話で相談させていただいたところ
「塗りが、凹んできているんじゃないか?」
とアドバイスを頂きました。

実際、半年で塗りが凹むのかは疑問でしたが
実際に棹の「老」の勘所の部分を見てみると
弦による傷が無数に入り、うっすら塗りが凹んでいます。
そんな私の質問に、朝榮さんは

「よく練習する人は、半年でへこませるよ。
あんた、良く練習したんだねぇ。
それだけ練習してくれたら、三線作ったこっちとしては
幸せというものだよ。」

と言ってくださいました。

私が三線を弾いていて「ビリビリ」するというのは分かっても
「塗りが凹んだからビリビリしているのだ」とか
「部当て(棹と胴の取り付け角度)が狂ってきたから、ビリビリするのだ」とか
「いやいや、そのほかの理由でビリビリするのだ」
などという原因までは分かりません。

そもそも、塗りの凹みすら
「棹に弦がこすれて傷が付いて、うっすら凹んでいる」
というのは私にも見えますが
「それが塗り替えの必要があるほどの凹みなのか?」
ということまでは、判断できません。

それに、勘所が凹んでいてビリビリする「老」の勘所は
まだ分かるのですが
ほとんど傷のない「乙」の勘所の「ビリビリ」の原因などは
私には全く持って理解不能です。

朝榮さんのところに送って、判断していただくしかありません。

あとは、気になっていた「裏の皮」です。
秋ころから、裏の皮の
鱗と鱗の間の間隔が広くなってきていました。
「もうそろそろ…」(破れるんじゃないか)
という感じです。が、まだ破れるまでには至らないようです。

塗りにしても、ビリビリにしても、皮にしても
ひとつひとつを見れば、あまり気にならないようなことなのかも知れませんが
私は「勉強させていただくつもり」で三線を沖縄へ送ることに決めました。

今回、三味線を送って
「塗りなおしの必要は、まだないよ」とか
「皮は、まだまだ大丈夫」とか
「ビリビリの原因は部当てだった」
とか、何らかの理由が分かれば次回からの判断基準になります。
いわば「6ヶ月点検」のつもりで、三線を送って朝榮さんに
いろいろ教えていただこう。というわけです。

でも、塗りが「ビリビリ」の原因ではなくとも
今回は「塗り替え」をお願いしてあります。

このように三線の「不具合」をネット上で並べ立ててしまうと
「照喜名三味線店の三線は良くない」と判断されてしまうような
誤解を招いてもいけませんので補足します。

まず、私の三線が届いたときは三線はベストな状態だったと思います。
ですが、私は夏の間は毎日野外の公園で練習していましたし
保管されていた部屋のエアコンや湿度にもあまり気を配りませんでした。

そして一番の理由は
「とにかく三味線を弾いていた」
ということです。
自分でも不具合に繋がるよなぁと思い当たるくらい、三線を酷使していました。
乱雑に扱った。という意味では、ありませんよ。

さらに補足すれば
三線は手作りの、それも自然素材を使用した楽器である以上
その素材そのものやそれ以外の「外的要因」によって
「状態の変化がおきやすい楽器である」
と私は認識しています。

どんな名工の作った三線でも、不具合が起きる時は起きるし
逆に適当に作った三線でも、不具合が起きないときは起きない。
そんなようなものだと思います。

皮の劣化も「ほとんど運」みたいなところがあるようですし
皮自体の張り方や、皮そのものの性質の違い
さらには外的要因も
皮の寿命に影響するようです。

「高級品だから不具合が出ない」とか
「有名な三線工が作ったから、不具合が出ない」
とかいうことではないのです。

だから、この記事も
「照喜名さんへの苦情」
の意味合いは、全く無い。
ということを、明記しておきたいと思います。


<梱包後>

f0010549_1772297.jpg


梱包してみました。
実際、三線を梱包してみると
「三線のハードケースは怖い」
ということが分かります。
辛口ですが、楽器のケースの中で
一番の欠陥ケースは「三線ケース」であると思います。
他の楽器のケースは、購入時についてくるものでさえ
きちんと楽器を守る「緩衝材」はケース自体に内蔵されているものです。
ハードケースなら、なおさらです。

三線のハードケースは
三線自体を固定しているのは、2つの土台のようなものと
棹を縛る二箇所に設置された紐のみ。

私は今回、とにかく「隙間をなくす」
というのを念頭に、梱包してみました。

といっても、資材は「エアパッキン」と呼ばれるもののみです。
あの「プチプチ」というやつです。

ハードケース自体は薄っぺらい板で出来ており
非常に頼りないです。外的なショックから楽器を守る「緩衝材」
みたいなものも、ケースには無いです。

まずは胴部分、
胴の下にはエアパッキン。そして胴の側面や下側
棹の尾が突き出ているところなど、衝撃が一点に加わりそうな箇所
にはエアパッキンを丸めたものを入れて隙間をなくしています。

困ったのは、棹の頭のほうです。
空間がたくさんで、頼りないです。
ですがここは糸巻きや棹の天など
「何かあったら欠けたり折れたりしそうなところ」
にエアパッキンを当てて、隙間(遊び)をなくしています。

最後に「棹を固定している土台」
これも「土台」とはいっても棹と土台の間に隙間があります。
この隙間にエアパッキンを入れて、緩衝材とします。

このあと、ケースの外からバックル部分にエアパッキンと
ガムテープで保護梱包を施して終了となります。

「6ヶ月点検」のつもりではありますが
塗り替えをお願いしてありますし、不具合は全て修理していただく
ようにお願いしてあります。

愛器が、どう変わって帰ってくるか
今からとても楽しみです。
でも、塗り替えは時間が掛かるそうです。
一ヶ月前後。
また、7月の三味線を注文してから届くまでの間のように
とても楽しみです。

「二つ星小」、いいなぁ沖縄へ格安で行けて。
出来ることなら、私もついて行きたかったです。
by niraikanai76 | 2006-01-03 17:42 | 唄三線