唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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酔狂歌人流 「いちにの三線~三味線店探訪記」の読み方④

<どんなお店で三線を買うか?>

「いちにの三線~三味線店探訪記」を読んで、
「自分も沖縄へ行って、三味線店で直接三線を買おう」
と思われた方。その考えは、素晴らしいと思います。

私は沖縄へ行く前から、考えていたことがあるのです。
「三線は、製作をされていらっしゃる職人さんから買いたい」
このことに、自分はこだわりました。
「それが絶対に良い」とか逆に「悪い」とか「オススメする」
という話ではなくて、あくまで私の「こだわり」です。
ここで言う「製作をされている職人さん」とは
「棹の製作と、皮張りをされている職人さん」を指します。

何故か?
私が6月に沖縄へ行って手に入れた三線は「結婚記念三線」です。
自分の「一生の宝物」として購入しました。
三線は「手作りの楽器」であり、また「工芸品」でもあるわけです。
「一生の宝物」を作ってくれた人が「誰だか分からない」という状態は
私にとってあまり好ましくなく、「自分の記念三線を作ってくれた職人さんとの繋がり」
のような人間関係も後々まで大事にしたいと考えていたからです。

ですから
「販売だけをするお店はパス」
「組み立てだけをするお店も一応、パス」
という条件が出来上がりました。

このように、自分の中に「こだわり」を持つと
比較的三味線店は見つけやすいんじゃないかと思います。


<音色~それは変わってしまうもの>

三線は楽器です。
ですから、三線を選ぶ際には「音色を重視する」という方は
多いでしょうね。

私も三線の音色にはこだわっていて
「こんな音にして欲しい」という希望を伝えるために
「沖縄民謡のCD」を持っていったくらいです。
作り置きの三線で、自分が気に入る三線が見つかればいいのですが
注文製作になった場合は、出来上がるまで音が聴けません。
そうなったとき(注文製作になった場合)のために
店主に「自分の好む音」を聴いていただく為にCDを持っていきました。

これは私の音楽経験からの感想ですが
「すぐに音色が変わってしまう楽器」って三線以外にあまり無いような気がします。
しかも、自分ではあまりコントロールできないようです(笑)。
弦をはじく場所を変える。弦の巻き方を変える。弾く道具を変える(バチ・ピック・自分の爪)
加湿器やエアコンで湿度コントロールしてみる。
私にはこのくらいしか、日常での「音のコントロール」は
思いつきません。

前記事で登場した店主のお話のように「季節や湿度で音が変わる」。
または「皮の張替えで音が変わる」。
張り替えた皮の種類や、張りの強さ加減で音は変わってきてしまうようです。
(私はまだ張替えをしたことが無いので、実感できていません。
「いわゆる伝え聞き」でお話をすすめて、恐縮です)

このことはすなわち
三線を買ったときに「良い音だ」と思って購入しても
後々、何らかの要因で「その音を維持できなくなる可能性もある」
ということになると思うんです。

同じ三味線店で購入しても、音にばらつきや色々な個性が出るのは
こういうところにも、理由があるようです。
三線は電化製品ではなく、「蛇皮」という天然物を使用します。皮が破れても
「統一規格の部品をちょっと交換する」というわけにはいかないでしょう。
「全く同じ状態の皮」いわゆる「クローン」は無いでしょうから。

三味線店を回っているうちに、そんなことも勉強できました。

そのおかげで、私の心の中は
「音にはこだわっていたけれど、どうせ変わっちゃうんだしなぁ」
という、「あきらめ」とひとことでは片付けられませんが
「三線を持つ者の宿命に対する心構え」みたいなものが
芽生え始めました。

三線は楽器です。
音にこだわるのは、大切です。
しかし、外的な要因で音は変わりやすいようです。
音にこだわりすぎたあまり「三線を見つけられない」
ということにもなりかねません。

ある程度のところで妥協をして、購入するのもありだと思います。

三線を手に入れて「季節でも音が変わってしまう」
ということを実感した私は、三線を買う前に比べて
三線という楽器の音に対する考えもずいぶんと変わりました。

「三線の音は、変わりやすい」と言いましたが、
裏を返せば
「一生三線を持ち続けるなら、色んな職人さんに張替えを頼んだりして
音の変化を楽しむ。という楽しみ方もあるのではないか」

「ずっと三線を続けるうちに、色んな音にめぐり合えるのではないか」

ということを最近になって考えるようになりました。

でも、三味線店主は「楽器を作っている職人さん」です。
音についてのこだわりがあるようでしたら、相談して好みの音に仕上げてもらうように
お願いしてみるのも、全然ありだと思います。
by niraikanai76 | 2006-01-13 16:56 | 唄三線