唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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初代三線、カラクイの穴ピンチ!!

f0010549_12475232.jpg


上の写真は、初代三線の棹のカラクイ(糸巻き)を差す穴です。

画像を見ていただければ、この三線の危機的状況がお分かりいただけると思います。
この画像、棹の正面から向かって左側から撮影しています。
ですから、この画像はカラクイの穴は「中弦のカラクイの太いほう(根元)をさす穴」と
「男弦のカラクイの細いほう(先端)が入る穴」と「女弦のカラクイの細いほう(先端)が入る穴」
を撮影したもの、です。

写真では少し分かりにくいと思いますが(塗りがはげているだけ、に見えます)
中弦のカラクイを通す穴と、女弦のカラクイの細いほう(先端)を通す穴とが
まさに「繋がりそう」になっています。
危ない箇所は良く見ますと塗りがはげて、棹の木の部分も少しですが
欠け落ちています。

だいぶ前からこの「欠損」には気付いていましたが
私の記憶では、この部分の欠損に気付いたときには「時すでに遅し」でした。
「塗りがはげて、木が欠けた」と書きましたが、
正確には「塗りと木の部分が一緒に欠損した」という感じでした。
私が見つけたときには「かさぶたがはがれそうな時」に似ていて
「まさに取れそうです」という感じでこの部分に「欠損部」が頼りなく付いていました。

私は特にこの三線を「乱暴に扱った」という記憶もないですし
「二つ星小」を購入するまでは、私にとって「唯一の三線」であったため
むしろ「大切に使っていた。」という気がします。

今の1番手の愛器「二つ星小」と比べますと、
「穴と穴の間隔」がずいぶん狭いです。
「二つ星小」はもっと「穴と穴の間隔」が広く取られています。

三線を酷使した結果、カラクイの穴がどんどん広がってきてしまったのでしょう。
棹材は「花梨」です。邦楽の三味線の棹にも用いられる木で、
比較的堅い木だ。と聞いていたのですが、カラクイは黒檀です。
「黒檀」は「花梨」よりも堅いのでしょうね。
「黒檀のカラクイ」にグリグリとやられて「花梨の棹」はダメージを受けたようです。
実際に「グリグリやった」のは私なんですが…。

いずれにしても、この三線の中弦のカラクイを回すときには
とても気を使うようになりました。完全に壊れるのも、時間の問題という気がしています。

さて、この三線。修理に出すかどうか…。
答えは「否」です。
購入金額を考えると、修理代金を払うのに躊躇します。
塗りをはがして、埋めなおして塗り替えて…などという修理になると思うのですが
金額が膨らみそうです。

「上等な三線が欲しい」と思うようになったのも、
このことが原因のひとつではあります。まぁ、小さいことですが。

つい先日も、知人とメールで三線についてやり取りさせていただいたのですが
この初代三線のような三線は「弾くため」に作られていると思うのです。
おかしな言い方ですよね。
およそ三線という楽器であればどれも「弾くため」
に作られているわけですが、ここで言いたいのはちょっと違います。

私が思うに、
「弾くために作られているわけですが、それ以上のことはあまり期待できない」
ということになるのではないか。ということなんです。

「良い音(三線らしい音)がするか」
「弾きやすいかどうか」
「調弦しやすいかどうか」
「持った感じで、使用者を満足させ得るか」
「耐久性のある材で、壊れにくいように作られているか」
「美的外観を兼ね備えているかどうか」

とまぁ、私が思いつく限りに並べてみました。

これらの欲求を満たしたければ、
やはりそれなりにお金を掛けなければならないようです。
職人さんがきちんと作った三線だと、上記のようなことまで気を配って
製作されていると思うのです。つまり「こういう三線が、素晴らしい」という
職人さんの「こだわり」が「三線の各部にちりばめられている」とでも
言いましょうか。「いろいろ工夫されて作られている」とも言えそうです。

とはいっても、私も初代三線だけを使っていたときには
こういうことには気付きませんでした。

「安い三線だから、必ず壊れる」とか
「それなりにお金を払えば、壊れない」
というような単純な比較は出来ません。
「いちにの三線」にも書いてありますように
「高級品でも壊れることもあります」
ということも、本当にあると思いますし
逆に安価な三線でも「長年使用できる」ものもあると思います。

上記のような「弾くこと以外の価値」は私の初代三線にはあまり見出せないのですが
それは「モノとしての価値」です。一方では
「私が初めて手にした三線」
「練習して上達(たいしたことは無いのですが)した三線」
という、「エピソード的な価値」がこの初代三線にはあると思っています。
でも、これは「私にしか分からない価値」です。
他の三線愛好家がこの初代三線を見たら、
たぶん「うん。普及品の三線だね」で終わりです。

「普及品は、絶対悪い」という考えは、私にはありません。
三線としては、演奏できます。
普及品が、三線人口を増やしている。ということもあるのですから。
私も、お世話になりましたし。現に今もお世話になっています。

それにしても「カラクイの穴を広げたり」「塗りをへこませたり」と
私は三線を壊すのが、得意なようです。
私に「三線を触らせてあげよう。」と思ってくださっている方々は
気をつけられたほうが、良いかもしれません。
by niraikanai76 | 2006-01-18 13:52 | 唄三線