唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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地を這うような低音で、踊らせたい。

地を這うような低音で、踊らせたい。_f0010549_22365618.jpg



私の、愛用のベースです。
1998年の1月に、バイトをして貯めたお金で購入しました。
ベースは、この一本だけです。
Fender USAのプレシジョンベース。
1962年の「レプリカ」です。
三線で言うと「開鐘レプリカ」みたいなものです。
(いか~ん!すぐ話が三線方面へ…)

きれいな塗装が施されていますが、
この色合いは
「サンバースト」と呼ばれています。
ボディの真ん中の方が黄色、少し外側に行くと赤
完全に外側になると、黒です。
「燃える太陽のような塗装」ということで「サン・バースト」です。
本物の60年代のベースなどは、もっと色彩がくっきりとしていますし
色も明るいです。それに「大量生産以前」のものなら
塗装にも個体差があって、見ているだけでも楽しいです。
この塗装は、木の木目が透けて見えます。
ということで「スンチー塗り」です。
(いか~ん!また話が三線方面へ…)


このベースには、最近全然触っていません。
久々に触ってみましたが、実に良い低音が響きます。
ベースには「ベーシストにしか分からない魅力」
が、確かにあると思います。

私は、ライブで
お客さんが踊れるか踊れないか、は「ベースとドラム次第」
と思っているのですが、どうでしょうか。
目立たないのに、着実にバンドに息を吹き込む楽器「ベース」
この「いなくてはならない主役」の魅力にとりつかれたベーシストは
ベースをやめられなくなります。
もう、病み付きです。

今は、バンドをお休み中ですが
いつの日にかまた
「地を這うような低音で、お客さんを踊らせたい」と思うのです。

そういえば、あまりにベースから離れたために
「楽器の各部の名称」まで
自分の中では「三線化」してきていると、改めて感じました。

参考までに…
三線の各部の呼び名と、ベースの各部の名称を比較してみました。
左側が三線、右がベースです。

天(てん)……ヘッド

トゥーイ……フィンガーボード(指板)

棹……ネック

胴……ボディ

カラクイ……ペグ

塗り……塗装

勘所……ポジション

チル……弦

糸掛け……ブリッジ

<番外編>

ちんだみ……チューニング

ウジラミー……バーズ・アイ(鳥の目)
注:ベースのネックに「黒檀」を使うのは、一般的ではないと思います。
  特注ではあるかもしれません。ベースのネックで一般的なのは
  「メイプル」や「マホガニー」と呼ばれる木です。
  どちらも白色系の色なのですが、黒檀に出る「ウジラミー」のような
  「点々」が混じることがあるようです。
  でも、ベースで「バーズ・アイが出ている木だから」という理由で
  高価な値段が付く。ということはないと思います。
  また、「バーズ・アイが出ているから、音がよい」ということも
  ベースでは言われません。「外観的に価値がある」という程度です。
  でも、珍しがられます。持ち主は、愛着がわくようです。


…とまぁ、思いつく限りに挙げてみましたが
物の名称は、万国共通なのだなぁ。と思いました。
三線の「天」は「顔」とも言いますよね。
ベースは「ヘッド」です。
「楽器を、人間に見立てて名前が付けられている」
という点で、共通点がありますよね。
「胴」「ボディ」もそうですね。

今度、バンドをやる機会があったら
メンバーに対して「全て三線用語で話す」
とか、試してみたら面白いかもしれません。

JAZZのバンドで
「おい!おまえ、ちんだみがおかしいぞ!」
とか
チル交換するから、ちょっと待って」
とか…。

きっと
「こいつはおかしくなった」
と思われるでしょうね。

ベースを抱えて
「皮の張っていない胴は、なんだかおかしい」とか
「チルが太い」とか
「勘所が、多すぎる」とか
「今度は黒塗りが欲しい」

などと思ってしまっている時点で、私の
ベース界への「社会復帰」は難しいのかもしれません。
by niraikanai76 | 2006-02-09 23:26 | 沖縄以外の音楽のこと