唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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私が「鷲ぬ鳥節」を練習しはじめた理由。

最近、私が良く練習している曲。「鷲ぬ鳥節」です。
通しで唄えるようにはなりましたが、まだ一番しか唄えません。
しかも、息が続かないときがあります。息継ぎが重要な課題です。
それに方言の発音です。問題山積み。なんですけども
「しょん~が~つぃ~」と、早く二番もマスターしたいです。

私は今まで「八重山民謡」を
練習する気はあまりありませんでした。
でも「鷲ぬ鳥節」は有名な「八重山民謡」です。
今までの私は「沖縄本島の民謡」だけを練習していたのです。
どうして突然??

それにはちゃんとした(?)理由があるのです。

去年の10月。
私は夜の公園でいつものように
唄三線の練習していました。
「寒いなぁ。もう、今年はこれで外三線は最後かなぁ」
などと考えながら「唐船どーい」なんかを練習していたと思います。

そこへ…、まだ若いカップルが、声を上げて近づいてきます。
女性のほう。まだ若いです。髪形や服装は「ギャル」そのものです。
私は29歳ですから、たぶん私よりも10は若いでしょう。
男性のほう。「なになになに~~?」と言いながら、先を行く女性を追いかけています。
女性は大きな声で「あ、ここだ!」と言いました。そのまま、私の前に来ます。
ものすごく、驚いた目で私を見ています。

芝生に座って三線を抱きかかえ、きょとんとする私。
その前に、立っているド派手な格好の若いカップル。
異様な光景でしょう。端から見れば。

そのカップル。声をそろえて私にこう言いました。
「ちょっと、聞かせてもらっててもいいですか?」
私が返事をする前に、二人は芝生にしゃがんでいました。

「いいけど…。ただ練習しているだけなんだけどね…」
あまりの出来事に驚いた私は、照れ隠しにそんな曖昧な返事をしました。
「安里屋ゆんた」の登場です。二人はじーっと聞いてくれました。
終わると、拍手までくれました。

この後どうしようか…。などと考えている私をよそに、
女性は私にこんなことを言いました。ものすごく、驚きました。
「鷲ぬ鳥、できますか?」
えぇ~!?なんで? 人は見かけで判断してはいけない。のでしょうけれど
この時の私の驚きを分っていただけるでしょうか。
「聞いたことはあるけれど、できないかなぁ。」
そんな返事をしました。
女性は、次の言葉を放ちます。
「まみどーま、はできますか?」
…なんなんだろう。この人は…。
「いや、ちょっと弾いた事があるくらい…かなぁ。できないなぁ。」

女性は、ちょっと残念そうな顔をしていました。
私は、あることを思い出しました。
持ってきた工工四のことです。
「ちょっと待って…」と女性に伝えて、バッグの中をごそごそ探します。
あったあった。ありました「正調 琉球民謡工工四 第四巻」が。
たしかこの本の最初のほうに「鷲ぬ鳥節」が掲載されていたはずです。

本を出して、女性に
「あのさ、唄は唄えないけれど三線だけなら弾けるよ」
と伝えます。
「え!?本当ですか? じゃあ、お願いします!」
ということで、その場で「唄なし鷲ぬ鳥節」を演奏しました…が、
実は唄がありました。何とこの女性が歌ってくれたのです。

この女性。とても楽しそうでした。
唄も、とても上手くて驚きです。
でも、当たり前でした。
この女性は「石垣島出身」だったのですから。
彼女は18歳。4月に東京に出てきたばかりだ。といいます。
私の「年齢鑑定眼」も捨てたものではありません。

男性の方は、自分の彼女がこんな唄を歌っているところを初めて目にしたのでしょう。
「なにおまえ~!?すごいじゃん。っつーか、外国語!?」
と驚いていました。

聞けばこの日、初めてこの公園に遊びに来たのだそうです。
所沢に住んでいるわけではなく、近くの町の名前を教えてくれました。
で、そんな公園で耳にした三線の音色。それで彼女が「音の出所」を
探していたのだそうです。

男性の方は鹿児島出身。笑いながら
「この三味線で○○節できますか?鹿児島の民謡なんですけど。有名なんです」
なんていいます。奄美諸島出身ならば納得するのですが「指宿」とのこと。
「いや、無理」と私も爆笑です。

この後、石垣島の三味線店はどこら辺にあるとか
小さい頃はゴーヤーが嫌いで「嫌だ」と言っているにもかかわらず
カレーライスにゴーヤーを入れ続ける彼女のおかぁさんのお話、
お正月はおじいちゃんの弾く三線に合わせて「鷲ぬ鳥」を必ず歌うこと、
石垣島の海の色は普通だと思っていたけれど
この前初めて行った湘南の海の色にショックを受けて
「あぁ、石垣の海はきれいなんだな」
と離れてみて実感できたことなど
一時間以上もお話を聞かせてくれました。

さらに「さっき歌っていた曲お願いします」などと言っていただいて
「唐船どーい」で女性が踊ってくれます。

私は石垣島に行った事がありません。
場所の話をされてもちんぷんかんぷんでしたけど、なにより
「私の三線がきっかけで、こんなに楽しそうにしてくれている」
というのがとても嬉しかったのです。
と同時に「リクエストに答えられなかった自分」を情けなく思いました。

別れ際「練習の邪魔してすみません。
楽しかったです。また、会えたら嬉しいです」

と言い残し、このカップルは立ち去っていきました。

…また会える、かどうかは分りませんけど
これが「鷲ぬ鳥節を練習しよう」と思った私の動機です。
私が「できない」と言った時の彼女の残念そうな顔が、
今でも忘れられないからです。
これから先、彼女を含めて「石垣島出身の人」に会うかどうかは分りません。
でも、またいずれあるかもしれない「こんなとき」の為に
「鷲ぬ鳥節」を練習しようと思った出来事でした。
by niraikanai76 | 2006-02-28 23:53 | 三線独学のススメ

東京の、米軍基地。

妻の実家に車で行く途中に…。
必ずこの場所を通ります。
「在日米空軍 横田基地」

この基地には、戦闘部隊がいません。
ですから、同じ「在日米空軍」の基地でも
沖縄の嘉手納基地(戦闘部隊がいます。)とは
ちょっと様子が違います。

渋滞していたので、車から写真を撮ってみました。
フェンスの向こうに、輸送機(グレーの飛行機)と
旅客機が見えます。

f0010549_204528.jpg



こんな恐ろしい看板も、あります。

f0010549_2054215.jpg


今思えば「NYテロ」「アフガン攻撃」「イラク戦争」
こういう時には、基地周辺の警戒態勢がものすごかったです。
基地周辺がピリピリしていて
海外の出来事とはいえ、「戦時」というのを私のような一般市民でも
充分感じられました。

この基地がもし返還されれば、東京の住宅事情も
かなり解消されるのではないか、といわれているそうです。
by niraikanai76 | 2006-02-28 20:12 | 沖縄考

三村踊りで

今日はお休みでしたので
妻の実家へ、息子に会いに行ってきました。

約一週間ぶりでしたが、新生児というのは
わずか一週間でもずいぶん見違えるようになるものです。
・体重が少し重くなっていた。
・髪の毛が増えていた。
・よく笑うようになっていた。
・音によく反応するようになっていた。
・顔が丸くなり、表情も変わっていた。

こんなに変化がありました。
さらに妻が面白いことを話してくれました。

よなは徹 プレゼンツ ウチナー わらべうた
よなは徹 仲村奈月 上間綾乃 / AMC受託その他メーカー
スコア選択: ★★★★★



このCDを「寝かし付け用」に妻に貸し出しています。
この作品は全体的にゆったりとした静かな曲が多いのです。
この中の5曲目に「三村踊り節」が入っています。
「派手な曲」といえば、この「三村踊り節」くらいなのです。

どうやら息子は「三村踊り節」がかかると、寝ていても起きてしまうらしいのです。
それで「手足バタバタ遊び」をしてしまい、ちーっとも寝なくなってしまうので
妻はとても困っている。ということでした。

要請どおり、オーディオで「5曲目飛ばし」のプログラム演奏の設定をして
帰ってきました。

うーん。そうかぁ。「三村踊り」でねぇ…。
よし、今度はこれを持って行ってみようかなぁ。
息子よ、どうですか?
連続カチャーシー2005
金城実&よなは徹 / リスペクトレコード
スコア選択: ★★★★★
by niraikanai76 | 2006-02-28 19:58 | 父親になった

「地域限定」

沖縄生活誌
高良 勉 / 岩波書店
スコア選択: ★★★★★




以前紹介した
「ウチナーグチ練習帖」と同じ著者の本です。

この本は、私の中でこれから「何度も読み返す本」になるだろう。
そのくらい、面白かった。
著者の高良勉さんは、詩人であり
以前は沖縄の公立高校の教員もしておられたそうだ。
奥様は何と「琉球舞踊の先生」だそうです。

高良さんは、この著作の前書きで
「民俗誌に近い生活誌を書けたら、と思い続けていました」と
書かれています。
本の内容は、その著者の目指すところをきっちり具現化して
各項目に分かれて説明がなされ、読みやすいながらも
「非常に濃い仕上がり」となっている。

高良さんが少年時代を過ごされた1960年代の
南部玉城村周辺、それもご自身のご家族のエピソードを
中心に交えながらの生活の解説。というお話の進め方をされている。

私がこの本を気に入ったのは
季節ごとに、各項目を区切っての解説を進める。
という分かりやすい本のスタイルだった。
概して、こういうスタイルを採用している本は
本の解説内容のジャンルのいかんを問わず
「各項目について、あまりにも簡単に済ませすぎ」という印象を
受けることが多いのだが、この本に対してはそういう印象は全く受けない。

「ごくごく限られた地域と、自分自身の周辺の生活様式を題材に沖縄の生活誌
を書いていく。」という著者の姿勢が徹底されているからこそ、項目数は多いものの
それぞれの内容が決して浅くなることはなく、
思いのほか深い仕上がりとなっているのだろう。

参考までにこの本の「目次」を引用させていただく。

正月~黒砂糖の香り

・年の始まり          
・をなり神           
・旧正月と豚
・グソー(後生)の正月
・琉球舞踊
・鬼餅
・サトウキビ刈り
・ウタキとグスク

春~うらこやはひ
※「うらこやはひ」
「おもろそうし」より引用の「囃子詞」で「待ち遠しい」という意味。だそうです。

・浜下り
・清明祭
・八重山
・チャンプルー
・沖縄芝居
・復帰と独立
・国際交流
・沖縄忌
・基地
・ハーリー

夏~芭蕉布ゆれて

・スクだより
・バクさん
・おばぁと海
・島ぐるみ闘争
・選挙と住民運動
・ある写真家
・台風銀座
・宮古
・綱引き
・お盆とエイサー

秋~サシバ渡る
※「サシバ」…「差し歯」ではありません。
 鷹の一種。渡り鳥で国際保護鳥に指定されている。鹿児島の佐多岬に集結して
 秋になると沖縄で言う「ミーニシ(新北風)」に乗って南へ渡る。
 沖縄宮古諸島を中心に休憩した後、フィリピンへ向けて飛び立つ。

・観月会
・カジマヤー
・移民と戦争
・結婚式と葬式
・神拝
・島唄
・奄美
・アイヌ民族と
・正月準備


この本を読んで、初めて知ったことがたくさんあった。
たとえば「沖縄忌」という言葉。
沖縄戦の終結は6月23日。
『とされているが、実際にこの日は日本軍の
第32軍司令官牛島満中将と長勇参謀長が
自決した日(最近では「22日説」もあるそうだ。こちらの方が有力説らしい)であり
「組織的戦闘が終結した日」である。米軍の作戦終了宣言は7月2日。
正式な「降伏調印式」は9月7日である。』
というのはともかく…。

この6月23日。今では「慰霊の日」とされています。
沖縄では本土復帰以前から公休日となっています。
「沖縄忌」という言葉は
この6月23日の前後を表現する季語。なのだそうです。
「沖縄全体が忌み篭もりに入っている」という印象を表現している季語です。

沖縄にも俳句があり、有名な俳人もいらっしゃるそうで
小熊一人(おぐまかずんど)さんという俳人の方が
「沖縄俳句歳時記」という本の中で季語として整理されたそうです。

『沖縄忌 ハイビスカスの 赤何ぞ』  小熊一人

こんな風に使われています。

沖縄にも俳句があること、しかも独特の季語があることも
初めて知りました。勉強になりました。
これはほんの一例で、私はこの本からたくさんの事を勉強させてもらいました。
「夜勤の仮眠時間」「電車の中」「寝る前」
これからこの本は、何度も私自身読み返すことでしょう。

余談ですが「面白おかしく沖縄について書いた本」
というのは多く出版されていますが、私はどうも好きになれません。

「テーゲー」「時間にルーズ」などと、少ないページ数でしかもサラッと書かれ
あたかも「沖縄全体がそういう人ばかり」とでも言うような勢いで強調されすぎているように
感じる本が多い気がします。読み物としては面白おかしく読めるでしょうけど
「やりすぎじゃないの?」と思うこともしばしばです。

それよりは、この本の著者ように
「私の日常生活は沖縄本島の南部である島尻郡と那覇市を中心に展開しています。
日常生活は、人によって、家庭によって、職場や地域によっても異なるでしょう。
ましてや、沖縄は南は八重山群島から宮古群島沖縄群島そして北は奄美群島まで含まれる
琉球弧の島々はそれぞれの風土や歴史、文化において強烈な個性を持っています。
したがって私の生活誌はあくまでも沖縄本島南部地域のという相対性から逃れられません」
(前書きより)

とあらかじめ書いて、ディープな内容を展開してくれたほうが
私にとってはものすごくありがたい。

私の知らない沖縄、しかも1960年代の
「私が行きたくても、もう行けない沖縄」のごくごく限られた生活誌。
ディープでほのぼのしていて、それでいて考えさせられる本。
しばらくは「手放せない一冊」になることだろう。735円は安い!!
by niraikanai76 | 2006-02-28 02:18 | 沖縄考

夜勤とビールと餃子

「夜勤中に、ビールと餃子でカチャーシー」
という危ない話ではありません。

私の勤める施設の夜勤の勤務時間は
17:00~翌10:00まで。です。
都合17時間も拘束されます。

日勤の時間帯は、出勤職員数も多く
もし何かあってもみんなで協力して対処できるので
心強いんです。

夜勤になると、日勤時間帯にいる職員は全て帰宅。
夜勤者3人で施設全体のお年寄りのケアにあたります。
お年寄りはその大半がお休みになられていますが
中には夜通し「夜間散歩」「意味不明な会話」をする人も多いのです。

職員の人数が少ないですから、
その「夜間散歩」「意味不明な会話」の相手をするのも
「マンツーマン状態」となり精神的にも少々やられます。
お年寄りの興奮状態により
「夜間散歩」→「夜間行軍」
「意味不明な会話」→「完全に宇宙語」

に移行している日も、ままあります。
中には「こちらに戦闘を挑んでくる人」もいます。

さらに、お年寄りが亡くなるのは
季節で言うと夏と冬。
時間帯で言うと夕方から朝にかけての「夜間」が多いです。
当然「夜勤」は毎回緊張しています。
拘束時間も長いので、疲労の度合いも強いです。
基本的に「夜間不眠」で働いているので…。
(仮眠はありますが、あまり眠れません)

緊張しながら、朝の雑然とした忙しさを終えて
ドロドロに疲れてやっと帰宅したそのときに…。

とても楽しみなのが
「夜勤明けの昼。ビールに餃子。三線でポロポロ弾くナークニー」
なのであります!!

夜勤は月4~5回あります。
その程度の頻度ですから、当然ここでは「発泡酒」というような
「ケチな真似」はしません。思い切って「本物のビール」です。

そして「餃子」。
これは私の手作りです。
何を隠そう、私は「餃子作り」が趣味です。
一度に250個位作ります。
これを冷凍しておくのです。
でも一度に食べるのは8個。です。
あまり多すぎると、胃もたれします。
「餃子だらけで冷凍庫が狭い」という妻の苦情は、
「分かった風な返事」で切り抜けます。

夏の間は、これが本当に「夜勤明けの楽しみ」でした。
夜勤明けの昼間に飲むアルコールは、ものすごく効きます。
一度は「三線を抱えたまま」眠ってしまったことがありました。
(今思えば、カラクイが折れたりする可能性も…。危ないですね。)
あっという間に眠れます。

こんなに楽しみにしていたのに
冬の今は、やらなくなってしまいました。

実は今日。夜勤明けです。
細々と「うどん」を食べました。ビールなしです(笑)。

職種に関わらず「夜勤」をされていらっしゃる方は
一度「夜勤明けのビールと餃子」お試しあれ。
至福のひと時が、あなたに訪れますよ。
by niraikanai76 | 2006-02-27 12:31 | 介護のこと

持ち歌の、バージョンアップ「安里屋ゆんた」。

独学で三線をやっていて。
「今、一番気に入った曲の練習をしているけれども、新曲も練習したい。
けれどもあまり割ける時間もない…」というようなとき…。
私はたまにあります。こんなときが。

突然ですが
「安里屋ゆんた」
入門曲として、有名ですよね。
私も唄三線を始めるにあたり、この曲から練習しました。

この記事を書くにあたり
「どうして安里屋ゆんたが、入門曲なんだろう」という素朴な疑問が
私の中に湧いてきまして。いろいろ考えてみました。

・有名な曲だから
・「尺」が出てこない
・バランスよく色んな勘所が出てくる
・三線の伴奏と唄のメロディーが、ほぼ一緒

と、あくまでも「私の考え」なんですけれど
これをそのまま漆畑さんにもメールで質問させていただきましたところ

1,よく知られている。
 お年寄りでもご存知ですし、私が本を書いたころは、
 他に有名な曲と言えば、「ハイサイおじさん」くらいでした。
2,歌持と歌との重複部分が長い
 歌持を覚えれば、曲の半分を覚えたのも同然。
 ということで、曲の長さのわりには、覚えやすいと考えました。
3,共通語
 方言がでてきませんので、県外の人にもとっつきやすい。
4,使える
 この曲ならば、誰かの前で演奏したときに、「ああ、あの曲ね」
 と沖縄を想像してもらえます。覚えた曲が、使えないのではおもしろくありません。


とのお答えをいただけました。ありがとうございます。
これに付随した問題点として
「あまりに有名すぎて、色んな歌手が色んな唄い方をするため
唄い方の統一がなされていない」
「歌詞が子供向きではない」
という点を指摘されておられました。

おっと「3」の「共通語」というのは「入門曲」としては重要ですよねぇ。

「4」の「使える」というのも、大事ですね。人前で、すぐに使える。うん、大事です。
(余談ですが、私は施設で「固み節」を演奏したことがありますが
最前列で聞いて下さったお年寄りが他の職員に「あいつは、お経を唱えとるんだろうか?」
と質問していたのが、演奏中の私の耳に入りました。これでは「楽しんでいただける」には
程遠いでしょうね。)

で、そんな「入門曲」としての「安里屋ゆんた」。
私も三線を始めたばかりのころは夢中になって唄っていたのですが、
改めて自分自身振り返ってみてみますと
このごろは「人前で演奏する」「人に歌ってみてくれといわれる」ような「機会」
がないと、自分で練習のときに「あえて唄ってみる」ということは全然無いような気がします。

「人前で唄う」
「人に依頼される」
こういうときには必ず「唄う」のですが
「自分で練習するときには、あまりやらない」

「人前で披露する頻度の高い曲」
ほど、磨きをかけるべきですよね。
なんで弾かなくなっちゃったんでしょう。
「歌三線の、練習用に練習した。」
無意識に、私の中にこんな考えがありそうです。
いや、あるんでしょう。
だから、ある程度歌って弾けるようになってしまった最近では
「あえて練習の時にはやらなく」なってしまったのだと、自分では考えています。

でも、「安里屋ゆんた」って改めてやってみると決して「簡単」ではない気がします。
あんまり長いことやらないで、急に人前でやると「危ない!!」と思うことがあります。
私もミスしそうになったことがあります。

「人前でやるときにはよくやる曲」
ならば、練習のときの「友」にしてもいいわけです。
記事の冒頭に戻りますが
「今、一番気に入った曲の練習をしているけれども、新曲も練習したい。
けれどもあまり割ける時間もない…」というようなとき…。


こんなときにオススメします。
「安里屋ゆんた」のバージョンアップ。を。
別に安里屋ゆんたでなければならない。というわけではないのですが
「持ち歌のバージョンアップ」ということで。

「果たして、今でもきちんと歌って弾けるだろうか」という
「確認して、復習してみる」ところから、
三線に装飾音を入れてみたり、ちょこっと音を変えてみたり
唄い方の工夫をしてみたり。
早弾きにしてみたりといろんな風に遊べて楽しいです。
「入門曲」としてだけ使うには、この曲はもったいない気がします。
「さらりと定番曲を歌って味のある三線を弾きこなす。」
これも魅力ですよねぇ。がんばりたいところです。

「持ち歌のバージョンアップ」
なかなかおもしろいです。
特に曲を増やす予定のない方は、試されてはいかがでしょうか。
by niraikanai76 | 2006-02-26 14:02 | 三線独学のススメ

爪を削った。

f0010549_1853334.jpg



削る前の爪の写真です。
「先端を鋭角に」してありました。
この状態でも「買ったときのまま」ではなく
かなり削ってあります。

で、今回は…。
もう少し先端の角度を緩やかにしてみたい。
という考えのもと、作業を行いました。
掛け音をやるときの「引っかかりすぎ」を解消するための作業です。


f0010549_1857715.jpg




どうでしょうか。
削った本人が
この写真を見ても「あまり変わっていないのでは??」
と思ってしまうくらい、変化が感じられませんが
写真では「手で爪を持っている角度」が違うので、比べにくいかもしれません。
実際は形も、弾き心地も結構違うのです。分かりづらくてすみません。

私は爪を削るときには
「削っては三線を弾いて、削っては三線を弾いて」
というやり方を採用しています。
これで「ちょうど良い」と思えるところで作業をストップ。
それから、仕上げをします。

爪を削るとき→120番の布やすり
仕上げるとき→320番の布やすり

これだけしかしません。
こんな適当な削り方ですから、「削りたての私の撥」は「ジャリジャリ」と
少しおかしな音がしますが、それもなじむうちに解消されます。
たかが弦。とはいえ、撥も弦によって削られているのでしょうね。
微々たるものだとは思いますけど。

…ということは「弾きこんだ撥」も先端が知らない間に「丸く」なっている
場合もあるかも知れません。あまりに「先端が丸い」と、最低限必要な
「引っかかり」がなくなってきているかもしれません。
これもヤスリで「エッジをたてて」あげると
「引っかかり」を取り戻せる。ということになるでしょう。

でも「弾いているうちの経年変化」って
「急激な変化」ではないですよね。
その場合は「変化しながら自分もその使用感に慣れている」
という場合の方が大きいでしょうから、一概に「削ったほうが良い」
とは言えないですね。

削る前には「ピカピカだった水牛角の撥」は
削った後には
こんな風に「つや消し」になります。
f0010549_1933762.jpg



自分も削ってみよう。と思われた方。
いくら「あまり先端がとがっていないほうが良のかも」と言っても
「エッジ」の部分は大切にして削ってみてください。
あまりに「まん丸く」してしまうと、
笑えるくらいに弾いたときの音がしません。(当たり前ですが、「ひっかかり」が出ません)

注意点としては

・時々弾いて「弾き心地」を確認しながら、削りましょう。

・ものすごく気に入っている撥は、削らないことをオススメします。
 (実際に削ってみると分かりますが、
 ちょっと削っただけで弾いた感じがずいぶん変わります。
 今お使いの撥の弾き心地が気に入っている場合は、
 自分で削ってしまったらその弾き心地が失われてしまい、
 二度と元に戻せない可能性があります。)

なお、これを読んで撥を削られて
「あぁ!!オレの大切な撥がぁぁ!」
ということになってしまっても、私は責任を持ちませんので、あしからず…。
by niraikanai76 | 2006-02-25 19:20 | 唄三線

私のひそかな楽しみ

このサイトをいつもチェックしています。
これが、私のひそかな楽しみです。
「いちにの三線」でも度々紹介されていましたから
ご存知の方も、多いでしょうね。

三線愛好家は多いのかもしれませんが、
三線製作。これを自分でやられている方は
少ないでしょう。

「あの、朝榮さんから死刑宣告された桑の木の三線は、どうなったんだろう??」
お年寄りの介助をしながら、こんなことを考えている私は
もはや病気。です。ダメ介護職です。
私自身が「三線病にて見当識障害あり。要介護2」くらいです。

本日、ちょこっとだけ更新されたようです。
このサイトの管理者さんと、メールのやり取りをさせていただいています。
いろいろと、為になることを教えていただきお世話になっているのです。
管理者さんは今はかなりお忙しいそうです。しかし…更新がなされていなくても、
「この際、過去の製作記を一気読み」させていただくのも
これまた一興、というものです。楽しませていただきましょう。

私は、この管理者さんが巡ったのと
ほぼ同じ何軒かの三味線店を巡って(案内していただいて)います。
管理者さんは、「三味線店巡りの記事」を書かれていらっしゃいます。
私は「そうかぁ。う~ん、あの店主らしい。」などと三味線店主と、この管理者さんとの
やり取りを、PCの前で半笑いで楽しませていただいています。(もはや、これも病気です。)

ともかく。このサイトは、面白い!
「ぷくるび商店」扱いの
「アブコの悠悠張替え入院保険」
私、加入したいです!!
by niraikanai76 | 2006-02-25 02:05 | ひとりゆんたく

私の次の三線は…。

すごい方がいます。
今でも、ずいぶんと素晴らしい三線をお持ちだと思うのですが
(拝見させていただいたわけではないのですが…)
更に2艇の三線を注文中。だそうです。
ご本人は「浪費の告白」とおっしゃっておられますが、
私は「楽器にお金をかける」というのは
「浪費」ではなく素晴らしく良い趣味だと思います。

そんな「オヤジさんのブログ」のご紹介です。

ところで、私の次の三線は…。
今のところは、全然考えていません。
今の三線で、あわよくば一生涯通そうかと…。
でも「もう一生、他の三線はいらない」と言い切ってしまうと
それは嘘になります。

もし息子が三線に興味を持ったら、
息子を盾に、妻に予算申請するつもりです。
「息子用に…」なんて言い訳しながら。です。
今の三線を購入したときに、照喜名さんが急にかしこまって
「お子さんの三線製作も、承りますので…ワハハ~」
とおっしゃって下さいましたし…。

オヤジさん! きっといい三線が、出来てくると思いますよ。
是非、私にも見せてくださいね。よろしくお願いいたします。
by niraikanai76 | 2006-02-24 19:12 | 唄三線

独学の、泣き所。(独学、あまりススメません?)

「三線独学のススメ」などというカテゴリを用意しているにも関わらず、
この記事タイトルです。

私自身、
「楽器は人から習うのが、一番の上達への道」
というのを、身をもって知っているからです。
いや、正確には
「教わったことを、常日頃注意しながら唄う(演奏する)ことにより
着実に自分の足りない部分、出来ていない部分をつぶしていける」
というのが正しいのでしょうか。
だから「師匠から習ってはいるけれども、師匠の言うことは聞かない」
という姿勢では、上達は期待できないでしょう。

この「自分のダメな部分を注意してくれる人」
というのは貴重な存在です。
独学でやっていると、どうしても自分に甘くなりがちです。
私もずいぶん、自分に甘いです。
気をつけてはいるのですが、側で聞いていて「ダメだダメだ」といってくれる人が
いるのといないのとでは、雲泥の差。だと思います。

最初は「唄三線は、独学でもいいや」
こんなふうに思っていました。
でも最近は「誰かに習いたいな」と思うのです。
「自分で自分にダメだし」
これが、案外重荷になるときがあるのです。
「人から注意されたほうが、分かりやすい」
とも思います。
今までの音楽経験で少しは「耳の肥えた」私は
自分の唄三線の「どこがダメなのか」というのは
なんとなーく、わかるのです。
ただ、それを「どういう方法で解決するのか」というのが
なかなか難しいですし、「ダメなところが分かっているのに、すぐに改善できない自分」
に少々苛立つときがあります。

私は独学唄三線を始めて2年半ほどになりますが
いろんな曲に挑戦すればするほど、問題が増えてきます。当然ですが。
最初は「ただ唄三線が出来るのが楽しい」だけでよかったのですが
「果たして自分のやっている演奏は、正しいのだろうか」という
疑問を持つようになると「やっているだけで楽しい」では、
自分の気持ちの問題としては済まなくなってきます。

あえて言葉で言うならば
「その曲が出来ている証」が欲しくなるのです。
これが民謡の世界で言うところの「コンクール」になるのだろうとは
思うのですが。

さて、こういう気分になったからといって
すぐに「じゃあ習いに行こう」というのが出来ません。
不規則勤務の多い仕事の関係なので、仕方ありません。

じゃあ、どうするか…。
「とりあえず、三線に触らない」
これだけです。
「自分と三線の距離が、あまりに詰まりすぎている」と
こういうストイックな気分になりやすいです。私の場合。
「あ~。やっぱり三線は、楽しいなぁ。細かいことは気になるけど、まぁ、いっか。」
という気になるまで、三線には触りません。といっても長くて五日間くらいですが。

自分のモチベーションや気分の管理。
これも、独学の宿命なのでしょうね。
遠回りはするわ、頭は使うわで、なんと労力の要ることなのでしょう。
でも、これだけは素敵です。
「自分の好きなときに好きな曲を練習できる」
「沖縄県の民謡」ならば、最近の私はどれも面白いのですけどね。
by niraikanai76 | 2006-02-23 21:36 | 三線独学のススメ