唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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チマグ

f0010549_21385531.jpg



写真の部分。
三線の「チマグ(鳩胸)」
と呼ばれる部分です。

このブログに遊びに来てくださる
「朱鷺さん」の日記。
を拝見させて頂きました。

「爪裏」「ウトゥダマイ(音溜り)」
と記述があります(4月19日の日記)。
私には難しいことは分らないのですが、
「チマグの大きさ」については
照喜名三味線店さんから教えていただいたことがあります。

「柔らかい木で棹を作る場合は
チマグは少し大きめに。
硬い木で作る場合は、チマグは少しだけ絞るんだよ」と。

皮の振動を、そのまま棹に伝えるとするならば
この出っ張った「チマグ」は、私のような素人には
「無駄なのでは??」と思われるのですが、
そうではないようです。

「音を溜めて、棹に伝えるからこの部分はかなり重要。
だけれども、棹に使用する木にあったチマグの作り方。というのが
あるんだよ。」
と教えてくださいました。

なるほど。硬い木は「硬い」ということで
振動は伝えやすいはずです。が、硬い木の棹の
ある部分で「必要以上に大きい」と、
逆に「硬さ」がアダとなって
振動を殺してしまうことにもなりかねません。
材質の硬さと「棹の太さ」という部分も、無視できないでしょうね。

「黒木だから。ユシ木だから。と説明では言っているけども、
実際には一つ一つの木は違うのだから、それぞれを手にとってみて
そこから作っていくんだよ。言葉ではないね。これは。」
と説明してくださった。
これはもう「経験」と「勘」の世界なんでしょうね。

ちなみに、私の三線にも
「朱鷺さん」が書いておられてような
「チマグの裏のギザギザ」が刻まれていました。
ピンボケですみません。
f0010549_2272321.jpg

# by niraikanai76 | 2006-04-25 22:07 | 唄三線

島ぞうり

f0010549_15251092.jpg




「島ぞうり」
と呼ばれている履物です。
ぱっと見では「ビーサンか?」
と思うのですが、普通のビーサンに比べると
心なしか作りや姿が簡素に見えます。
沖縄では、少年もおじいさんも。全員ではないでしょうが
この「島ぞうり」を好んで履いていると聞きました。

これは頂き物でして。
2セット。妻の分、私の分。ということで頂きました。
頂いた場所がお酒の席だったのですが
酔っ払って島ぞうり2セットを持ち帰り
そのまま寝てしまった私は、翌朝枕元(正確には自分の顔のすぐ横)
に置かれていた「島ぞうり」に驚いたのでした。

写真のものは「青」ですが
そのほかにも「赤」と「黄」があるそうです。
この「島ぞうり」を下さった方は
「島ぞうりはやっぱり黄色かな」
と言っていました。
それぞれ、色にもこだわりがあるんでしょう。
「緑はマニアックだよ」とも言っていましたねぇ。


私は夏はいつも「ビーサン」をはいていました。
この夏は、この「島ぞうり」に活躍してもらうことにします。
とても嬉しいです。
下さった方、どうもありがとうございます。
# by niraikanai76 | 2006-04-25 15:30 | ひとりゆんたく

酔狂歌人、開き直る。

本日帰ってくる予定だった、妻と息子は
一身上の都合により、まだしばらく実家にいるそうです。
(不仲や問題があったわけではありませんので、ご心配なく)

私はというと…
ここ2日間、三線弾いて飲んで歌って。
という暮らしをしていました。
もちろん仕事はありますから、一日中ではありませんよ。

念願だった「知念大工大好きさん」愛器の
「知念大工」も拝見することが出来て
さらに弾かせていただくという機会がありました。

「知念大工大好き」さんは
ウチナーンチュです。

「好きなように楽しむのが三線。
伝統を守る人たちは、また別にいるんだから
そうではない自分は、三線で仲間を作ったり楽しんだりすることが一番。」

と言い切ります。
実際、知念大工さんの唄三線は
人を惹きつけ、楽しませ、飲ませ、歌わせるような演奏で
私はとても感銘を受けているのです。

独学の私は、今まで
「自分の弾き、歌う民謡が本物かどうか」
というところで、悩んでいました。
楽しむのは、また別のお話…。
そんな風に考えていたときもあります。

楽しみたいけれど、楽しめない。
楽しいのだけれど、楽しくない。
そんな複雑な気持ちは、最近ではもうありません。
私は、完全に開き直りました。
「本物でなくても、いいや。
偽者でも、楽しければ」

それもこれも、ごくごく最近知り合った方々のお陰です。

知念大工大好きさんの「知念大工」。
私も彼が手に入れる前に、沖縄で実物を触っていました。
10ヶ月ぶりに、再会したわけですが…。
皮が張りかえられていたようです。
澄んでとても重厚で、抜けるような音のする
素晴らしい三線でした。

彼の弾く三線の音色は
私が三線をやり始める前に
「三線って、いい音がするなぁ」
と心で思い描いていた、そんな音です。
# by niraikanai76 | 2006-04-24 18:44 | 唄三線

機関車トーマス


(2) 機関車トーマス
ウィルバート・オードリー レジナルド・ダルビー 桑原 三郎 清水 周裕 / ポプラ社
スコア選択: ★★★★★





機関車トーマスが、なぜだか好きです。
「息子が」ではなく、「私が」です。

息子は、まだ生後2ヶ月ですから
機関車トーマスの絵本など見せても
理解が出来るわけではありませんが
私は今日、機関車トーマスの絵本を買ってきました。

妻と息子が24日に帰ってきます。
そしたら、息子の横で
トーマスの絵本を一緒に眺めようと思います。
# by niraikanai76 | 2006-04-22 00:08 | 父親になった

本皮三線は。

f0010549_21295879.jpg



本皮一枚張りの三線を持つ前は
「本皮一枚張り」と聞いただけで、
ずいぶんデリケートなものだと感じていました。

私の三線は、去年の7月に手元に送られてきました。
もう、9ヶ月近くなりますが
「破れそう」などの心配は、今のところありません。

色々なケースがあると思うので、一概には言えないと思うのですが
デリケートさ(破れるリスク)は、自分が考えていた以上に
今の時点では縁遠いものだと感じています。

「強化張り」も持っていますが
これはある意味では「必要に迫られなければ張り替えなくてよい」
ということになります。
これはこれで、最初は安心だったのですが
「張り替える楽しみは、無いんだなぁ。」と今は思うようになりました。

破れなくても、緩くなって張り替える必要がいつかはあるのでしょう。
そのときには「また、自分の三線が生まれ変わる」と思うと
今から楽しみです。(が、もし明日破れたら困ります。)
# by niraikanai76 | 2006-04-20 21:36 | 唄三線

沖縄好きな上司

この四月で、ウチの施設の施設長が変わりました。
新しい施設長は、どうやら沖縄好きのようです。
ミンサー織のペンケースを持っていたのを
私は見逃しませんでした。

しかも、今日話してみると
「おれ、三線って好きなんだよね。やってみたいんだけどさぁ。
琉球フェスティバルにも、欠かさず行くし。いいよなぁ沖縄。」
おぉ!!

いい施設長が、やってきてくれました。
# by niraikanai76 | 2006-04-19 22:25 | ひとりゆんたく

私の苦手運指克服法…「早弾き」の場合。

私は、アルトサックスとベースの音楽経験があります。
しかし、以前から記事に書いている通り
「音楽をやっていたから、唄三線も楽だ」
と感じたことは、あまりありません。
せいぜい、三線を始めた最初の頃の
工工四とCDを照らし合わせて、リズムの取り方などを
早いうちに理解することができた。というくらいのものでしょう。
(音楽的な理解)

しかし…唄三線にはあまり役立たなくても
「楽器の練習法」は共通です。
唄三線の場合でもこれについては、誰かに習わなくても
今のところは何とか自分で解決してこれております。

JAZZでのアルトサックスは
細かくて速いフレーズが多く登場します。
これは、何度も練習しました。
…ですが、何度か練習してもおいそれとできるものではありません。
そんなときには…ひたすら反復練習していました。

16分音符4つが並んで
「ド・ミ・レ・ファ」とある場合。
これが出来ないときには、「どこが引っかかるのか?」をまず探ります。
4つの音符が並んでいるわけですが、
こういう演奏で引っかかる場合には、必ず「デッドポイント」(出来ない部分)
があります。

「ド→ミ」の移動で引っかかるのか
「ミ→レ」の移動で引っかかるのか
「レ→ファ」の移動で引っかかるのか。

こういうことを、見つけるわけです。
そして「自分はレからファへ移動するときの指使いでいつも引っかかる」
と気がつくと、ひたすら
「レ→ファ レ→ファ レ→ファ ~」
と繰り返し集中練習します。

しかし、これだけではまだ不十分です。
この「レ→ファ」の移動に慣れたら、
今度は「レ・ファに関連する音を入れて練習」するのです。
「ミ→レ→ファ」と、「フレーズの中での一つ前の音」を加えて練習します。
これを、さらに集中練習です。

で、ある程度できるようになったら
ひとつのフレーズとして、練習します。
考え方としては
「出来ないものを、むやみやたらにやってもできない。
本当に出来ない部分を抜き出して、潰していく」
という考えです。

三線でも、同じ練習方法を採用しています。
「嘉手久」という曲があります。
歌持ちでは

五 七|五 尺|工 老|工 五|~
タッカ  タッカ  タッカ  タッカ

と続いていきますが
仮に2小節め(?)の|五 尺|がいつもつまづく場合は
この部分ばかりを練習します。
しかも、かなりゆっくりなテンポで。
慣れてきたら、徐々にテンポを上げて繰り返し
|五 尺|を練習します。
 タッカ

で、ずいぶんと楽に手が回るようになったら
七|五 尺|
カ  タッカ

という具合に、「出来ない部分の前の音」を加えて
また反復練習です。
ここで、驚くことがあります。
|五 尺|を何度も練習し、できるようになったのにも関わらず
そのひとつ前に、たった一個の音を加えただけで
出来なくなることがあります。
(自分の演奏がいかにもろいか。ということの証左となるので、結構凹みます)

これで、また反復練習。
出来るようになったらば
七|五 尺|工
カ  タッカ  タ

という具合に、「ひとつ後ろの音」
も付け加えて、練習します。
出来なければ、また反復練習です。
ある程度できるようになったら、
最初からつなげて、ひとつのフレーズ(歌持ち)として練習します。

歌持ちを、最初から通して何度も練習する。という方法も
よいと思いますが、「嘉手久」のように長い歌持ちの場合は
無駄が生じます。
「出来ない部分を克服」できれば良いわけですから
そこを徹底的に潰していきます。

こうして、「出来ない部分を徹底的に潰す練習」をすると
かなり強固にマスターできると思います。
しかし、人には「自分に合う。合わない。」がありますので
万人に共通の練習方法ではないかもしれませんが…。

この練習方法は、高校時代の吹奏楽部の恩師に教わりました。
「無駄に練習するな。出来ないところだけをやれ。
それを徹底的に潰せれば、強い演奏が出来る。
演奏の楽しみは、できるようになってから追求しろ。」


ずいぶんスパルタンです。
でも、今は恩師の言う「強い演奏」とはどういうものか
よく分っているつもりです。
どれくらいやったかわからなくなるくらいの練習量があれば
たいていの状況では、間違えることは無い。という意味だと思います。

「演奏の楽しみは、できるようになってから追求しろ」
というのは、
「出来ない部分を潰すのは修行だ。出来るようになったら、おおいに楽しめ」
という意味だと思います。

退屈な反復練習も「楽しい」と感じられたら、最高です。
「どうしてもやりたい曲」の練習の場合には、私もたまに「楽しい」と思います。
ですが、大体の場合は「辛い」です。
でも、仕方ありません。練習をしなければ好きな早弾きの曲が出来ませんから。

「出来ないところをピンポイント集中練習」
私は、いまだに高校時代の恩師の言葉が思い出されて、
そこから抜けきれずにいます。

私が「味のある三線を弾くなぁ」と感じている人を評して
また違う方が
「あの指にはインテル入ってるからよ」
と言っていました。

私も欲しいなぁ、指に「インテル」…。
# by niraikanai76 | 2006-04-19 21:40 | 三線独学のススメ

息子が将来…。

子供が親に物をねだる。
家庭では、よくある光景だと思います。
私の息子は、そんな心配はありません…って今のうちだけです。
今は、ミルクくらいしかねだりませんから。

私の三線(愛器「二つ星小」)は、妻に買ってもらいました。
このことは、息子には内緒にしようと思います。
う~ん…妻がバラすかも知れません。

子供にモノをねだられて
威厳を持って「ダメだぞ!!」
といっても
「だって父ちゃんだって三味線をかあちゃんに買ってもらったじゃん」
なんていわれたりしたら、どう答えようかなぁ。
威厳はもろくも崩れ去りそうな予感です(笑)。

「それとこれとは別だ!!」
と答えるのでしょうね。

思えば、私も小さい頃
何度かこの言葉を両親から聞いた覚えがあります。
今ではどういう問答だったのか覚えていませんが
両親が「答えに困っていたのだろう」ということだけは
なんとなく判るような気がします。

子供とは、時に大人が答えに窮するような
核心を突いたことを言うんですね。
この「まっすぐな心」こそ、子供の持ち味なんでしょうね。

こんな川柳を見たことがあります。

「産まれ子の 次第次第に知恵付きて 仏に遠く なるぞ悲しき」
# by niraikanai76 | 2006-04-18 22:58 | 父親になった

公園唄三線4月18日<しだれ桜は大人気・私の唄三線は不人気>

本日、公園で唄三線をしてきました。
今日の所沢は快晴で気温が上昇。
これ以上無い「外三線日和」です。

公園の中をまずは場所探し。
自転車に乗り、グルグルと公園内を回ります。
しばらく自転車に乗っていると…
とても目立つ木を発見しました。
f0010549_1654829.jpg


しだれ桜です。
大きさや貫禄では「雑誌に載るような有名な桜」
にはとてもかないませんが、公園内でひときわ目立っていました。
さらに、この周りには多くの人たちが写真を撮ったり
敷物を敷いてくつろいでいました。
自分もこの桜の近くで唄三線をしたかったですが
今回はあきらめました。

いつもは芝生の場所に、お気に入りの敷物を敷いて
唄三線をしているのですが、今日はベンチを使ってみました。

こんな具合です。
f0010549_16575077.jpg


ベンチを使うと、使える場所が限られてしまうので
あまり好きではありませんが、椅子に座って練習できるというのは
大きな魅力です。

ここで唄三線をしていると…
知っている顔に出会いました。
職場の他部署の人です。
犬の散歩をしていたようです。

「いや~、聞いてはいたけど
良い趣味持っているんだねぇ。」

「はは、どうも。」

「それだけできるなら、職場で年寄りにも聞かせてあげればいいじゃない」

「いや~、人前でやるのが苦手ですし…。
ここの方が落ち着きます」

「何言ってんの。ここだって人前じゃないのよ(笑)」

「あ、そうですね」

とこんなやり取りをしました。
地元で働き、地元で趣味をやる者の宿命です。
今までにも、何人かの職場の人に出会いました。

私は、この公園が本当に大好きです。
唄三線をする前から、散歩やくつろぎに来ていました。
芝生と樹木が、良い感じなのです。
f0010549_174291.jpg


上の写真。真ん中あたりに見える像のようなものは
「少年飛行兵の像」です。
この公園は元々日本陸軍の大きな飛行場だったと聞いています。
日本陸軍飛行場→米空軍基地→航空公園という変遷です。

今でも職場以外でお年寄りと話している時に
「家は所沢です」というと
「あぁ。飛行場のな」
と言われたりします。
昔は有名だったみたいです。所沢。

さて、今日はコーヒーを買っていきました。
元々今日は「バリバリ唄三線をする」というつもりで行ったわけではなく
のんびりしながら、本を読んだりもしようと思っていました。
でも、唄三線をするならお茶も欲しい。
…ということで両方準備です。
f0010549_17112448.jpg


今更書くことではありませんが
外で三線をすると
「自分がいかに小さい声で歌っていたか」
ということに気付かされます。
家の中では、あまり大声では歌えません。
ですから、自然と知らないうちに
三線と歌の音量のバランスが崩れてしまうのです。

いつも家の中で練習されている方は
一度外でやってみるといいかもしれません。
私も最初は恥ずかしくて外でも小さい声で歌っていましたが
今ではもう、慣れたものです。
大きな声で歌うようにしています。

さらに、以前東京の沖縄料理店でお会いした
琉球古典の先生に
「外で唄三線すると、音が響かないから(壁が無いので音が回らず、音が飛んでいってしまう)
自然と強く弾いてしまい、弾き方が雑になるぞ」
などと言われたのですが、これは…、たぶん自分で気をつけていれば
いいことでしょうね。


<今日の練習曲>

デンサー節 なりやまあやぐ
張水ぬクイチャー 鷲ぬ鳥節
ヒンスー尾類小 ましゅんく節
# by niraikanai76 | 2006-04-18 17:23 | 唄三線

味付けは自己満足。

料理の話ではありませんよ。
三線の演奏の話です。

唄三線。特に最近は三線の演奏の方に凝っているのですが
「味をつける」というのはとても難しいです。
まずは基本的なところでは「掛け音」。そして、
ギターなどでいうところのハンマリング(弾かずに、弦を指で叩いて音を出す)や
プリングオフ(弾いた後に指で引掻くように弦を離しながら音を出す)
という技術的装飾音。

さらには、ごんぞさんに教えていただいた
拍をギリギリまで待って、かするように弾いた後
本来次に来るべき音を弾く。というような
リズム的な装飾。

そして
音と音の間にさらに音を入れて、旋律的に
演奏を華やかにするような演奏など。
三線の演奏ひとつとっても、
実に様々な装飾や演奏技法があるものです。

自分もある程度は出来ていると思っています。
しかし、そこには「あくまで、まだまだわざとらしく」
という但し書きが付きます。
さらりと三線の演奏をかっこよく聴かせるには
「わざとらしい」というのがばれてしまうようでは、まだまだ甘い。ということです。

ちまたでよく耳にするポップス音楽は、それこそ
「スタジオミュージシャン」という「伴奏の専門家」の様々な
高度な技術が詰まっています。
「ミーシャの歌」はそれは素晴らしいと私も思いますが
ベース経験のある私などは
「その伴奏の方こそ素晴らしい」などと思いながら
聴いてしまいます。
「あ、今ベースがハイポジションまで駆け上がってナインスの音を入れた」
なんていうのは、私がベースをしているからこそ気付くことなのです。

いわゆる「ミーシャの歌が好きな人」は
そこまで聴きませんし、気付かないと思います。
それよりは、
「ベースを含めたバックの楽器の盛り上がりと共に
どんどんヒートアップしていくミーシャの歌が良い」
という感想になると思います。
むしろ、これが普通です。

ですが「良いミーシャの歌」を引き立てている
「スタジオミュージシャンの演奏」は、それぞれの
ミュージシャンが何年もかけて育ててきた
「演奏の技の宝庫」なのです。
膨大な時間と労力が掛けられている「珠玉の演奏」でも
分らない人には「プロなのだから、しっかり伴奏が出来ていて当たり前」
位にしか考えられていないのが、実情だと思います。
良くて「この曲の伴奏はノリがよい」と思われるくらいでしょうか。

私は三線で「装飾」を練習していますが
三線をやらない人の前で披露したときには
どれほどの人が「三線の演奏で細かい技術を使っている」
などと気付いてくれるでしょうか。
おそらく、だれも気付いてはくれないと思います。

楽曲の中で、盛り上げるのには必要なテクニック。
ですが、それは手のかかる練習の割には
人には気付いてもらえません。
「楽曲全体」として捉えたときに
人には細かく伝わらなくても
何かしらの「違い」は感じさせることは出来る。と考えています。
…でも、大体の場合は「自己満足」なのでしょうね。

三線の装飾に凝ったり、歌を徹底的に練習したり
やりたいこと、魅力的な練習が沢山あります。
長く続けるうちに、味のある唄三線が出来るようになれば…。
と考えています。

収まるべきところに、収まるようなカッコいい装飾が付けられる三線弾き。
こういうのに憧れます。
…が、基本的には
「きちんと普通に演奏できるからこそ、収まりの良い装飾が出来る」
というようなことも忘れずにしておこうと思っています。
# by niraikanai76 | 2006-04-16 22:34 | 三線独学のススメ