唄三線のある日常。        愛器「二つ星小」          (たーちぶしぐゎー)。         


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小林よしのり:ゴー宣スペシャル「沖縄論」

小林よしのり氏

私のイメージでは、
幼い頃に流行っていた「おぼっちゃま君」のイメージしかない。

たまーに、日曜日の朝の政治問題を討議する番組で見かけたりもする。
今では「おぼっちゃま君」よりも「ゴーマニズム宣言」という政治・外交・安全保障などを
題材にした漫画のほうが氏の代表作。ということになるのだろうか。
いつの間にジャーナリストのようになってしまったのか…。
私が長いこと気付かなかっただけであろう。

私は氏のファンでも、思想を支持する人間でもないので
「ゴー宣」は読んだ事が無かったし、関心もなかった。

それが、書店の検索システムで「沖縄」とだけ入れたら
この本が検索に引っかかってきたのだ。

在庫があったので、まずは立ち読み。
漫画とはいえ、記述の部分も多くて嵩も厚い。
とても読みきれないので、買ってしまった。

とりあえず家に帰って、全部読んだ。

内容としては、まずまず。という感想だ。
氏の考えには、私自身の考えと異なる部分も多いので
一概に「この本は正しい」とは言えないものの、
これだけのことを調べ上げたことが、純粋に「すごい」と思ったのだ。

琉球王朝のこと、沖縄の精神世界のこと、
沖縄戦後~本土復帰までの経緯、
占領米軍のこと。

取材時間の不足なのかどうか…見事に「沖縄戦の最中」のことだけは
書かれていない。

私は大学時代に
「沖縄戦中~沖縄戦後~琉球民政府時代~本土復帰~現代安全保障」
のことについて一通りは学んだのであるが、
その私が読んでも良く出来た漫画だと思う。
良く調べてあると思う。

この本では氏は「必ずしも沖縄県民がかわいそうだとは言えない」という立場をとっている。
それがいいのか悪いのかはここでは言えないが「なるほどね」とは頷ける。

氏の考えは別にして、沖縄の、日本の安全保障に関して「史実を簡単に知りたい方」には
オススメできるかもしれない。良く調べてあるけれど「ちょっと違うんじゃないの?」
という部分は少しありそうだけれど。

氏の思想はとりあえず置いておいて、史実のみを知りたい方は
読んでみる価値は、あるのじゃないでしょうか。
ただ、「漫画だから」と侮ると
読み終わる頃には異常に疲れますので一気読みは避けましょう。
by niraikanai76 | 2006-01-13 19:20 | 読書